動力性能はプレミアム
「メルセデス・ベンツGLA」のラインナップに加わったハイパフォーマンスバージョン「AMG GLA35 4MATIC」に試乗。レースと共に歩んできたAMGの名を冠するコンパクトSUVは、果たしてどのように仕上がったのか。ワインディングロードでその実力を確かめた。
どこから見ても立派なSUV
メルセデス・ベンツにおいて「4MATIC」と呼ばれる4WDモデルであっても、最低地上高は150mm程度と“通常の乗用車”と同等の水準。全高が低いことで機械式の立体駐車場も利用できる……と、特有ともいえるメリットもあったが、裏を返せばそうしたさまざまな特徴も含め、「ハッチバックボディーにSUV風の衣装をまとったもの」と、そのキャラクターを紹介できそうなのが、2013年に発表された初代GLAだった。
それから7年を経て2020年に初のフルモデルチェンジを行い登場した2代目では、初代モデルからパッケージングの考え方そのものを大きく変更したことが、まずは一番のトピックだ。
全長と全幅は従来型と大差ない一方で、全高は一気に100mm以上をプラスし1.6m超に。さらに、最低地上高も標準仕様では202mm、ローダウンサスペンション採用のAMGラインでも179mmと初代とは比較にならない大きさになり、要は“SUV度数”を大幅に高めたといえるのが、2代目GLAのパッケージングである。
実際、そのキャラクターの変貌ぶりは、一見しただけで誰の目にも明らかだろう。「GL」という車名の後ろに車格を表すアルファベットひと文字が加えられるメルセデスのSUVラインナップの中にあっても、正直なところちょっとばかり傍系的イメージがついて回った初代モデルに比べれば明らかに“「GLC」の弟分”的印象が強まり、“立派なSUV”に成長したと思えるのだ。...