こだわりがクルマを変える
長年にわたり、日産車のカスタマイズモデルを製作してきたオーテックジャパン。彼らが手がけたモデルの中から、デザインと走りの両方に手が加わった「エクストレイル」と「セレナ」に試乗。標準車とは一線を画す、その出来栄えを報告する。
ボディーカラーは“湘南の青”
試乗した「日産エクストレイルAUTECH iパッケージ」のボディーカラーは、購入者の51%が選ぶというAUTECH専用色の「カスピアンブルー」だった。エクストレイルの標準仕様だとブルーを選ぶ人はどんなに多くてもひとケタ%で、10%に遠く及ばないというから、AUTECHにおける青人気はかなりのものだ。
神奈川県茅ヶ崎市、湘南と呼ばれる地域で創業したオーテックジャパンは、自社ブランドのイメージカラーに相模湾の色を想起させる青を採用した。デザイナー陣の青へのこだわりは、同じ青でもモデルによって色のニュアンスが微妙に異なることからも伝わってくる。AUTECHのデザイナーは、春夏秋冬、さまざまな時間帯、あらゆる天候の湘南の海を眺めることで、青という色へのイメージをふくらませるのだという。青といっても1色ではなく、各モデルのキャラクターを表現するのにふさわしい、さまざまな青を生み出しているのだ。
そしてフロントとリアのバンパー下のキラリと光る装飾パーツは、陽光を受けて輝く白い波頭をイメージしたもの。ブラックを基調としながらも、シートやステアリングホイール、それにシフトセレクターのノブなど、あちこちに青い差し色が効果的に使われる車内に乗り込む。
試乗車は2リッターのガソリンエンジンを搭載する四駆モデル。現行エクストレイルのガソリン車には3列シート仕様もラインナップされるけれど、今回試乗したのは2列シートの仕様だった。...