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トヨタGRヤリス【試乗記】


魂の3気筒

トヨタのクルマは低燃費だけど低刺激。そんなイメージをすっかり忘れさせてしまうのが「GRヤリス」だ。専用設計のシャシーに最高出力272PSの1.6リッター直3ターボエンジンや独自設計の4WDシステムを積んだ、幻のホモロゲーションモデルの実力を試す。

GRヤリスの目指したところ

半年間で6000台の受注を集めて終了した限定の“ファーストエディション”に続いて、レギュラー(常備)モデルのGRヤリスが2020年9月に発売された。

その公道初試乗会に用意されていたのは1.6リッター3気筒ターボ+4WDの「RZ」系と、“ファーストエディション”にはなかった「RS」。こちらはノーマルの「ヤリス」用1.5リッター+CVTを搭載する。WRCに通じるGRヤリスを2ペダルで乗りたいという人向けのFFモデルである。

試乗枠は「RZ“ハイパフォーマンス”」が60分。ほか2台は各30分というタイトなものだった。早速、本命のRZ“ハイパフォーマンス”に肩を怒らせて乗り込み、272PSユニットを起こすと、肩すかしを食らった。アイドリングはフツーに静かだ。始動時に吠えたりすることもない。

クラッチペダルも重くない。膝のコラーゲンがすり減った熟年ドライバーが終のMT車として選んだとしても、問題ないはずだ。先日乗った「アバルト595エッセエッセ」(180PS)のほうがはるかに左足にくる。あとで開発スタッフに聞くと、「595のクラッチはだいぶ重いですから」と、よく御存じだった。高性能を意識させるためにわざとクラッチペダルを重くするような演出は一切していないという。ラリーやレースに出られるクルマを普段使いにする。それがGRヤリスの目指したところでもある。...

提供元:webCG

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