なんでもオーケー!
“ハンターカブ”と呼ばれた往年の名車のイメージを受け継ぐ、ホンダの小型オートバイ「CT125ハンターカブ」。ポップでワイルドな見た目だが、実際の走りはどうか? 舗装路と未舗装路の両方で試してみた。
マッタリ乗るのがイチバン
新しいハンターカブが発表されると聞いて、僕の周囲のオヤジ連中は色めき立った。実際このマシンは好調な販売を記録している。発売前の事前予約で年間販売予定を超えてしまったほどだ。
と聞くと、知らない人はどんなにすごいバイクなんだろうと思うかもしれないが、なんのことはない。ごく普通のバイクだ。ちなみに筆者は、昔からハンターカブの世界観は好きなものの、特に熱狂しているほどではない。そんなニュートラルな立場でこのマシンを走らせてみるとCT125ハンターカブのことがいろいろと分かってきた。
CT125ハンターカブは、「スーパーカブC125」をベースにして、1981年に発売された「CT110」(通称ハンターカブ)のデザインとコンセプトを忠実に再現したモデルである。実際にマシンを目の前にしてみると、よくここまで昔のイメージで作り上げているなあと思う。
エンジンは非常に滑らかで乗りやすい。強いトルク感はないけれど粘り強さは素晴らしく、上り坂でトップギアのまま速度を落としてみると30km/hくらいになってもスロットルを開ければトコトコと登っていってしまう。
力はあるのにトルク感を感じない不思議なフィーリングなのは、スムーズで振動がないことに加え、スロットルを開けた時の反応が穏やかだからだろう。高回転域まで引っ張ればそれなりに上まで回るけれど、そういう走り方をしても楽しくはない。あえてギアチェンジはせず、トップギアのままマッタリと走るほうがこのマシンには合っているし、のんびり走っていると、なにかホッとするものがある。...