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モーガン・プラスシックス ツーリング(FR/8AT)【試乗記】


永久不滅の矜持と伝統

往年のクルマづくりを今日に伝えるモーガンの基幹モデルが、ついにフルモデルチェンジ。新開発のアルミシャシーにモダンなサスペンション、BMWゆずりの直6ターボを搭載した新型「プラスシックス」は、それでも“まがうかたなきモーガン”に仕上がっていた。

いよいよ登場した新世代モーガン

80年以上の前から、基本設計を変えずにつくり続けられきたモーガンの歴史も、ついに終わる。このプラスシックスとその4気筒版「プラスフォー」が登場したからだ。この新しいプラスシックス/プラスフォーが、“生きた化石”といわれてきたクラシックモーガンの正統なる後継車になるという。

モーガンは2000年にも新開発アルミシャシーにBMW製V8を積んだ「エアロ8」を登場させて、2018年まで断続的に生産したが、最終的にはモーガンの“2代目”にはなれなかった。しかし、今回はちがう。従来型の「4/4」や「プラス4」、そして「ロードスター」はすでに新規オーダーを終了した。現時点では従来最終モデル(=プラス4の限定車)の生産は残っているようだが、これが本当に最後らしい。

モーガンの雰囲気を現代的にアレンジしてみせたエアロ8に対して、この新型モーガンは、一見しただけでは新旧の区別がつかないほど、先代とウリふたつのスタイリングを採用している。もちろん、そこに先代との共通部品はひとつもない。前照灯も最新のデイタイムランニングライト機能付きのLEDで、この古典デザインと色温度の高い青白い光との組み合わせは、なかなか新鮮である。

新型モーガンの実車を間近で見ても、各部の仕立てには、なるほど現代的な精密感が出ているが「ニセモノのそっくりさん!?」というほど別物でもない(いやだから、これは正統後継車である)。その理由は高度なデザイン技術に加えて、車体サイズの拡大が最小限におさえられているからだ。新型モーガンはホイールベースこそ先代より延長されているが、全長は逆に短く、全幅も旧ロードスター比で40mmほど広がっただけだ。これをたとえば「BMW Z4」や「マツダ・ロードスター」と比較すると、長さも幅もBMWとマツダの間におさまるのだが、厳密な中間値より明確にマツダに近い。6気筒直列エンジンが縦置きされていることを考えると、やはり、現代の量産メーカー製品では考えにくいほど小さい。...

提供元:webCG

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