孤高のモダンスポーツカー
日本限定モデルとして開発された、特別な「ロータス・エリーゼ」に試乗。こだわりのカラーリングも魅力だが、その走りは、ほかのスポーツカーでは得がたいドライビングプレジャーに満ちていた。
見ているだけでうっとり
オールドイングリッシュホワイトのボディーカラーに勿忘草(ワスレナグザ)の花の色のような明るいブルーのストライプがボディーの先端からリアまで入っている。これが「ヘリテージエディション」と名付けられて、2019年夏に発売になったエリーゼの特別仕様の特徴である。
このストライプの色には、ノットブルーと呼ばれる青色だけではなくて、ベノムレッドという鮮烈な赤、アロエグリーンという若草色もある。全部で3色。ストライプの色はそれぞれインテリアカラーとコーディネートされている。
試乗車のノットブルーの場合、ドアを開けると、シートやドアの内側、それにギアボックスの周辺がストライプのブルーよりも落ち着いたブルーのレザーで覆われていて、いつものエリーゼよりおとなびて見える。本来はアルミの無機質さと最低限以下の機能しか持たない、機能一辺倒のコックピットに、ある種の情感が漂っている。
オールドイングリッシュホワイトにレーシングストライプという組み合わせは、1960年代のクラシックなレーシングカーを思わせる現行エリーゼのデザインにとてもよく似合っていて、さわやかな5月の空の下で見るとキュートでラブリーで、内装のおとなっぽさとのギャップもまたステキだ。...