ちょうどいいビートル
「フォルクスワーゲン・ザ・ビートル」のラインナップに、優れた走行性能と環境性能の両立を掲げる1.4リッターモデル「ザ・ビートルRライン」が登場。その走りの印象や乗り心地、燃費の計測結果を報告する。
満を持しての中間グレード
もうすぐ「ゴルフ」のビッグマイナーチェンジ版である“ゴルフ7.5”と呼ばれるモデルが日本に導入されるそうだ。エンジンやトランスミッションが新型になるという。もともと評判のいいゴルフ7であるから、改良されれば間違いなくもっといいクルマになるのだろう。喜ばしいことだが、ザ・ビートルにとっては悩ましい事態だ。
2012年に登場したザ・ビートルは、ゴルフ6をベースにした「ジェッタ」と同じプラットフォームで作られている。もちろんさまざまな改良が加えられているはずだが、要するにひと世代古いわけだ。モジュール式の新プラットフォーム「MQB」が登場する前のモデルである。ゴルフのマイチェンによって差が開いてしまうのではないかと心配になる。ただ、ザ・ビートルはゴルフに先駆けて2016年9月からマイチェンモデルが日本に入ってきている。前後のバンパーデザインが変更され、先進安全装備やインフォテインメントシステムが充実した。
当初は「ザ・ビートル ベース」「ザ・ビートル デザイン」「ザ・ビートル2.0 Rライン」という3種だったラインナップに、2カ月遅れで加わったのが、今回試乗したザ・ビートルRラインである。1.2リッターターボの「ベース」と「デザイン」、2リッターターボの「2.0 Rライン」の間に位置する1.4リッターターボエンジンを搭載するモデルだ。ゴルフでは「TSIハイライン」に与えられているものと同じだが、チューンが違う。ゴルフの140psに対し、ザ・ビートルでは150psに高められている。...