見た目以上の本格派
メルセデス・ベンツの新型SUV「GLB」は、「GLA」と「GLC」の間に位置づけられるモデル。都会派といわれるGLAやGLCに対してこちらはオフロード志向を強めたエクステリアが目を引くが、その出来栄えは? 日本導入が見込まれるガソリン/ディーゼル車に試乗し、実力を確かめた。
ルックスは本格オフローダー
メルセデスの新しいSUVであるGLBは、「Aクラス」を皮切りに採用されるMFAプラットフォームを用いた、同社にとって8番目のFF系ラインナップとなる。間もなく2代目の発表がうわさされるGLAと同じSUVカテゴリーではありながら、キャラクターは都会的なクロスオーバーテイストのそれとは異なり、悪環境をものともしないクロスカントリー的なテイストでまとめられ、すみ分けを意識的に明確化しているようだ。
ちなみにプロポーションは先に登場した「GLS」にも相通じるところがあるが、ボディーサイズは全長×全幅×全高=4634×1834×1659mm(GLB250 4MATIC)と極めて現実的なものだ。ホイールベースは2829mmとメルセデスのFF系としては最も長い。これによってGLBは、大きな荷室空間をアイデアフルに用いることのできる5シーター仕様だけでなく、3列目のシートを配した7シーター仕様も成立させている。
GLBの商品企画担当者によれば、7人乗りのニーズは日本のみならず、このグローバルモデルの主戦場となる中・米でも期待されるそうだ。理由は日本と同じく核家族化・高齢化に伴う3世代の短距離移動や、子供だけでなくその友達も一緒に送迎……などという用途が増えていることだ。
となれば、同価格帯でより大きな7人乗りSUVの選択肢もかの国ならばあるわけだが、担当者いわく、湾岸の都市部では環境負荷を低減させるべく自分たちの生活をミニマライズしようという新たな価値観も生まれており、そこにミートするユーティリティーがGLBにはあるという。ちなみにGLBの3列目シートに座る乗員の推奨身長は168cm以下。もちろんそれ以上でも座れなくはなく、法的に問題はないが、社内の衝突試験での結果をもとにした上限値として公表している。...