小さいことが使命です
登録車の巨大化が進む中で、あえて“コンパクトであること”を最重要のテーマに掲げて開発された「ダイハツ・ロッキー/トヨタ・ライズ」。その狙いと、小さなクルマづくりにかけるダイハツのこだわりをチーフエンジニアに聞いた。
“5ナンバー”と“4m未満”というこだわり
新型SUVのロッキーは、ダイハツの新世代設計思想「DNGA(ダイハツニューグローバルアーキテクチャー)」コンセプトが適用された製品の第2弾。トヨタにOEM提供されてライズとしても販売される。コンパクトSUV人気の中で、5ナンバーサイズというアドバンテージはどう生かされるのか。開発を主導した大野宣彦さんに聞いた。
――久しぶりに5ナンバー車に乗りました。このサイズは、今や逆に新鮮ですね。
私どもがつくるのですから、5ナンバーにはこだわります。小さいサイズというのが私どもの使命なので。パッケージングとデザインが難しいんですが、なんとか両立できました。
――開発当初から5ナンバーサイズにすることは決まっていたんですか?
僕らはそうだったんですけど、そうでない方もたくさんいました(笑)。でも、最後にはご理解いただけたので。あと5cmあれば技術的にもデザイン的にも楽なんですが、数字から来る印象は大きいと思うので、全長と全幅にはこだわったんです。
――全長4m未満というのも最初から?
フェリーに積むときのサイズ区分ですよね、4m未満というのは。4mを超えると料金が上がるので、昔の小型車というのは幅1695mmで全長4m未満というのが普通だったんです。お年を召した方なら、こういうサイズと言うと「あのくらいの大きさだ」と思っていただける。わかりやすい数字ですね、そういうのを使いました。...