ディズニー・アニメーション映画の名作を実写映画化した『リトル・マーメイド』（6月9日公開）のワールドプレミアが米ロサンゼルス現地時間8日に開催された。主人公アリエル役を務めたハリー・ベイリー、海の魔女アースラ役のメリッサ・マッカーシーらキャスト陣に加え、アニメーション版『リトル・マーメイド』でアリエルの声を担当していたジョディ・ベイソンも駆けつけ、映画完成を祝福した。

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　オーディション時には圧倒的な歌唱力で監督らを魅了し、他の候補者たちが決して越えられないハードルを作った主演のハリー。日本のファンに向けて「日本の皆さん、大好きです！　映画を楽しんでくださいね」とコメント。メリッサは、「ロブ・マーシャルは、信じられないほど美しく、面白く、魅力的な物語を作り上げたわ。私たちが長い間取り組んだこの作品は、愛の結晶となったの」と、アピールした。

　アニメーション版の「パート・オブ・ユア・ワールド」や海の中の楽しさを愉快に表現する「アンダー・ザ・シー」などを手がけ、本作ではリン＝マニュエル・ミランダとのコラボレーションで新曲3曲を生み出したディズニー音楽の巨匠アラン・メンケンは「これ以上うれしいことはないね。この映画で経験できたこと。私たちが書いた音楽にもね。私たちはこの作品にたくさんの愛情を注いだんだ。それを皆さんとようやくお披露目できることをうれしく思うよ」と自信をのぞかせていた。

　そのほか、エリック王子役のジョナ・ハウアー=キング、アリエルの父トリトン王役のハビエル・バルデム、アリエルの父トリトン王に仕える執事長セバスチャンの声を担当したダヴィード・ディグス、人間の世界についてアリエルに指南するカモメのスカットルの声を担当したオークワフィナ、アリエルの相棒フランダーの声を担当したジェイコブ・トレンブレイ、アカデミー賞6部門に輝く『シカゴ』のロブ・マーシャル監督らが来場した。