俳優の綾瀬はるか（38）が11日、都内で行われた『第48回報知映画賞』の主演女優賞を受賞し、表彰式に登壇した。

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　綾瀬は、『レジェンド＆バタフライ』『リボルバー・リリー』での演技が評価され、受賞となった。綾瀬は「映画を支えてくださる皆様、そして数々の俳優の皆さんが刻んできた歴史と名誉ある賞をいただき、とても光栄に思います。本当にありがとうございます」としみじみ語る。

　「今回は2作の作品での賞をいただきましたが、『レジェンド＆バタフライ』という作品は、歴史の中でもとても謎の多い織田信長の妻の濃姫を演じさせていただき、脚本を読んだ時からそこに書かれている濃姫に私自身も魅了されて。女性として生きてきたこと、生まれてきたことを悔やむような男勝りの人が、女性としての幸せの形を見つけていき、その中で気高く生きる1人の女性の人生を演じさせていただきました」と振り返る。

　『リボルバー・リリー』については「元諜報員の役で、国の命運を握る少年を助けるために陸軍の戦っていくという、また勇ましい女性を演じさせていただきました」と思い返し「どちらの役も私にとっては難役ではあったんですけれども、スタッフの皆様が用意してくださるその舞台に立つと素晴らしい共演者の皆さんの力もあり、その世界に引っ張ってもらえるような感覚をいつも覚えていて。その力にとても感謝しています」とチームに感謝。

　最後は「この度は本当にありがとうございます。これからも見ている方の心を揺さぶれるような、そんなひと時をお届けできるよう、この賞を胸に励んでいきたいと思います。ありがとうございました。おめでとうございます」と結んでいた。

　同賞の対象は、2022年12月1日から11月30日までに国内で1週間以上、一般公開、もしくは公開予定の新作。新人賞は原則として3年以内に本格デビューした俳優、監督となる。

■受賞一覧
作品賞・邦画部門：『月』
作品賞・海外部門：『グランツーリスモ』
アニメ作品賞：『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』
監督賞：山崎貴『ゴジラ-1.0』
主演男優賞：横浜流星『ヴィレッジ』『春に散る』
主演女優賞：綾瀬はるか『レジェンド＆バタフライ』『リボルバー・リリー』
助演男優賞：磯村勇斗『月』
助演女優賞：二階堂ふみ『月』
新人賞：アイナ・ジ・エンド『キリエのうた』