国内映画賞のトップバッターとして注目を集める「第14回TAMA映画賞」の受賞作品及び受賞者が発表された。最優秀作品賞には『LOVE LIFE』と『ハケンアニメ!』が選出された。そのほかの受賞者・受賞作品は下段に掲載。 『LOVE LIFE』の受賞理由は、「平和な日常が一転し、深い哀しみやばかばかしいほどの虚しさに覆われたヒロインが、深層にあった愛を選び、踏み出していくさまは人生の本質を映し出していた」。 『ハケンアニメ!』の受賞理由は、「好きを原動力に邁進する登場人物たちと映画製作に関わった人々の情熱がリンクし、大きな共感と明日への希望を見せてくれた」。 また、年齢差を超えた二人の友情を越えた関係が、前に踏み出せないでいる私たちの背中を押してくれた『メタモルフォーゼの縁側』(芦田愛菜・宮本信子、及びスタッフ・キャスト一同)と、“恋とは何か?”という哲学的なテーマを扱いながら作品世界を何度も体験したくなる多幸感に浸れる『恋は光』(小林啓一監督、及びスタッフ・キャスト一同)が特別賞を受賞した。 TAMA映画賞は、2009年にスタートし、前年10月から当年9月に一般劇場で公開される作品及び監督・キャスト・スタッフを対象に、市民ボランティアの実行委員が選考。「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優」を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰するもの。授賞式は11月26日にパルテノン多摩大ホールで行われる。 なお、同授賞式を含む、市民がつくる映画ファンの祭典「第32回映画祭TAMA CINEMA FORUM」は、11月12日〜27日の期間、東京都多摩市内の3会場で各種上映プログラムを実施する(※休映日あり)。■「第14回TAMA映画賞」受賞結果