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『翔んで埼玉』プロデューサー、“懐の深い”埼玉県民とGACKTに感謝 藤本賞・特別賞受賞

 映画界で唯一、プロデューサーの業績を称える賞『第38回藤本賞』の授賞式が31日、都内で行われた。『翔んで埼玉』で特別賞を受賞した若松央樹プロデューサー(50)は「埼玉県民の懐の大きさに感謝したいです」と埼玉ディスりを笑い流した埼玉の人たちに感謝を述べ「GACKTさんが高校生役を引き受けてくれたのはまさかでした」と、今作でのGACKTの存在の大きさも語った。

(左から)増本淳氏、是枝裕和監督、若松央樹氏、市橋浩治氏 (C)ORICON NewS inc.

(左から)増本淳氏、是枝裕和監督、若松央樹氏、市橋浩治氏 (C)ORICON NewS inc.

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 若松プロデューサーは「埼玉県の人に嫌われたらおしまいだと思いながら作っていました」と制作当時を振り返り「おかげさまで10人に1人の埼玉県の方が観てくれたことになりました」と喜んだ。

 さらに、3年ほど前に企画が立ち上がったそうで「企画が通ったことがまさか、GACKTさんが高校生役を引き受けてくれたことがまさか、埼玉と千葉の合戦で、出演もしていないのに旗で出てくれたタレントの方たちが快く引き受けてくれたのもまさか、埼玉県知事に表敬訪問に付き合ってもらったのもまさか、興行もまさか、何と言っても藤本賞がまさかです」と“まさか”続きの作品であったことを話していた。

 また、『万引き家族』の製作に対して「藤本賞」を贈られた是枝裕和監督は「プロデューサーがもらう賞なので、監督がもらうのはと思っていたのですが、三谷(幸喜)さんももらっているというのもあって、チームを代表していただくことにしました」と話し、笑いを誘っていた。

 『劇場版コード・ブルー −ドクターヘリ緊急救命−』で奨励賞を受賞した増本淳プロデューサーは「時間もくれて給料も出してくれたフジテレビさんに感謝」と古巣にお礼を伝え「2はいつなんですかね? 今度はいつやりますか? と次を期待していただいております。次回作を期待してくれているのは、テレビドラマを作っているプロデューサーの励みにもなったかなと思います」と語った。

 『カメラを止めるな!』で新人賞を受賞した上田慎一郎監督は、撮影のために欠席。代理でENBUゼミナール代表・市橋浩治氏が出席した。

■『第38回藤本賞』受賞者
藤本賞:是枝裕和(『万引き家族』の製作に対して)
藤本賞・特別賞:若松央樹(『翔んで埼玉』の製作に対して)
藤本賞・奨励賞:増本淳(『劇場版コード・ブルー −ドクターヘリ緊急救命−』の製作に対して)
藤本賞・新人賞:上田慎一郎(『カメラを止めるな!』の製作に対して)

関連写真

  • (左から)増本淳氏、是枝裕和監督、若松央樹氏、市橋浩治氏 (C)ORICON NewS inc.
  • 『第38回藤本賞』の授賞式に出席した是枝裕和監督 (C)ORICON NewS inc.
  • 『第38回藤本賞』の授賞式に出席した若松央樹氏 (C)ORICON NewS inc.
  • 『第38回藤本賞』の授賞式に出席した増本淳氏 (C)ORICON NewS inc.

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