舞台を中心に活躍する“喜劇の女王”こと藤山直美（56）と、仲里依紗（26）がMBS・TBS系新春ドラマ特別企画『最高のオヤコ』（1月10日　後9：00）で初共演することが3日、わかった。

　商店街で小さな居酒屋を営みながら、女手一つで娘を育てあげてきた母親と、時にぶつかりあいながらも、深い絆で結ばれた娘の家族の物語。番組プロデューサーの志村彰氏は「刑事もの、医療ものが人気を得る中、ある種“普通”の親子が登場するホームドラマです」と説明する。

　母・小野寺みどり役の藤山は「仲さんとご一緒するのは初めてですが、明るくて素直な女性です。設定上、20年以上の母娘関係がありますから、撮影初日からその年数が感じられるよう、監督を含めてお芝居をいろいろ相談しました」とやる気満々。

　母への感謝と将来の夢との間に揺れる娘・さゆみ役の仲は「家庭のシーンがいっぱいある温かいお話は、演じるのも見るのも大好き。家族の形態というのはさまざまですが、自分が幸せと感じられる場所があるって、いいですよね。新春の放送なので、ぜひご家族で楽しんでいただければと思います」とコメントを寄せた。

　ほかに、賀来千香子、榎木孝明、六平直政、小倉久寛らが出演し、笑いあり、涙あり、愛情いっぱいの人情喜劇を繰り広げる。