フランスで開催中の『第68回カンヌ国際映画祭』ある視点部門に選出された黒沢清監督の『岸辺の旅』(10月1日公開)が、現地時間17日に公式上映され、W主演で夫婦役を演じる深津絵里と浅野忠信、黒沢監督がレッドカーペットセレモニーに登場した。カンヌ映画祭初参加の深津は、背中が大きく開いたブラックドレスで存在感を示し、独特の雰囲気に感無量な様子だった。 公式上映では満場の客席から大喝采が巻き起こった。深津は「たくさんの方にとてもあたたかい拍手をいただき、撮影中も夢の中のようでしたが、まさに今日も夢の続きにいるかのような気持ちになりました」と初カンヌの感想を語り、「作品に描かれている愛が、じわじわとしみこんでいるような、あたたかい拍手でした」と感動をかみしめていた。
2015/05/18