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大学探検シリーズ:大学探検シリーズVol.1『追手門学院大学“誰もが想像もしなかった自分史に出会う大学”』


大阪の北摂地域にキャンパスがある追手門学院大学。創立40周年を機にリニューアルが進められた美しいキャンパスでは、「想像もしなかった自分史がはじまる」をスローガンに掲げ、人生の主役=自分を演出する、興味深い教育が行われている。昨年設立された女子サッカー部、女子ラグビー部を追った。


◆主役=自分 でも不安を感じてしまう受験生

<span style=font-size:12px;>追手門学院大学のキャンパス</span> 追手門学院大学のキャンパス

 誰もの心を惹きつけて、多くの人々に笑いや感動を与えるさまざまなエンターテインメント。その世界でも、常に世の中の注目を集めるドラマや映画には、誰もの共感を呼ぶ何かがそこにはある。作品の良し悪しとは、ストーリー、キャスト、演出などいろいろな要素が絡み合って、観た人それぞれの評価を受けるもの。しかし、そんななかでも何より重要なポイントとなるのは、主役となる俳優の作品に対するモチベーションとそこから生まれる行動だ。

 あらためて身の回りを振り返ってみると、それはエンターテインメント・シーンにおけるものだけではない。誰にとってもたった一度きりの人生とは、まさにその人にとっての映画やドラマのようなものかもしれない。つまり、人生においては誰もが主役であり、その作品をどうするかも主役である自分次第。そんな主役=自分に活躍の場を提供し、人生における人間的な成長に大切な時期を「想像もしなかった自分史がはじまる」をスローガンに掲げてサポートするのが、大阪の追手門学院大学だ。

 人生におけるもっとも大きな岐路のひとつとなる大学選び。いろいろな大学の紹介などを見ていると、社会に出て活躍する卒業生の紹介がよくある。そこにはたいてい、大企業や名の知れた一流企業など大きな舞台で仕事をしていたり、責任ある立場で多くの人を動かしていたり、なかには日本を飛び出して世界で活躍をしていたりといった、華々しい活躍をする人たちが登場している。

 将来に明るい希望を抱く受験生だったら、そういう人たちを見て確かに憧れるが、でもふと自身を振り返って「自分もあんなふうに活躍できるのかな」と心配になってしまうこともあるのではないだろうか。それはそうだ。なぜなら、まだ自信を持てるだけの学びを受けていないのだから。なのに、いきなりそんな姿ばかり見せられては不安を感じてしまう。

◆スポーツを通して新たな自分、新たな伝統を

 さらに問題なのは、その不安に応えようとする大学が意外と少ないことだ。高校までと違い、自発的な学びを求める大学としては、当然といえば当然だが、そうは言ってもいきなりできるものでもない。

 しかし、追手門学院大学の教育には、その不安を取り除く仕組みがある。必ずしも積極的とはいえなかった学生に、それほど大きくはないけど、でも今の自分の身の丈よりは少し大きい役割と課題を与える方法として、楽しみとやりがいを持って取り組めるスポーツはとても取り入れやすい。その一例を女子サッカー部や女子ラグビー部に見た。

 2013年に設立された追手門学院大学の女子ラグビー部には、元日本代表スクラムハーフの後藤翔太氏、女子サッカー部にはなでしこリーグ福岡・Jアンクラスなどで活躍した矢田貝実希子氏が、それぞれヘッドコーチとして就任。大学では、両部は特別強化クラブとして高いレベルでの選手育成に取り組み、現在設立2年目ながら、とくに女子サッカー部はリーグ戦でさっそく好成績を残している。

 チームという組織のなかで個人が力を出し切り、チーム内でのそれぞれの役割を果たすことの重要性を学び、それによって個も集団も「想像もしなかった」成長を遂げていくのがスポーツ。追手門学院大学では、それを通して学生たちが、新たな自分、新たな大学の伝統を作り上げる演出をしている。

◆スポーツで培ったことを活かして社会で活躍

<span style=font-size:10px;>関西学生女子サッカー春季リーグ戦で開幕3連勝中の追手門学院大学女子サッカー部</span> 関西学生女子サッカー春季リーグ戦で開幕3連勝中の追手門学院大学女子サッカー部

 追手門学院大学がスポーツを教育に取り入れているのは、もちろんスポーツを楽しむだけでも、人としての成長のためだけでもない。学生が、卒業後に社会人として活躍するための実践的な能力を身につける「教育」として、理論やマネージメントを学ぶスポーツキャリアコースも作った。

 そこでは、国内のプロチームや実業団チームでの研修のほか、海外でのトップチームとの交流の計画もある。その一方、トレーニング論やスポーツ心理学などスポーツ実践理論から、スポーツマネジメント、スポーツビジネス論まで、ビジネス的な側面などスポーツ周辺の“学び”も深め、将来のキャリア形成に活かすことができる。

 「教育」としてスポーツを取り入れ、そこで学生が学び、身に付けることは、スポーツの場だけに限られるものではない。組織のなかでの個の役割、果たすべき責任、築きあげるチームワーク、導き出すべき成果の追求、そしてそこからの人格形成、人間力の構築――スポーツを通して学生たちが学ぶ数多くのことは、すべてが一般社会に出てからも役立つものであり、それぞれの将来につながるものだ。そこで身につけたものは、卒業後の学生たちのあらゆるシーンでの活躍に活かされていくことだろう。

 スポーツは最近の取り組みの一例だが、学生たちに、人生の主役となる自分を意識させることから、今まで気づかなかった、「想像もしなかった自分」と出会わせる。そんな、ほかとはちょっと異なる、おもしろい教育が追手門学院大学にはある。

追手門学院大学

 1966年、大阪北部に誕生し、文系の総合高等教育機関として5学部8学科、学生数6500人を擁する総合大学・大学院。これまでに4万人を超える社会有為の人材を世に送り出してきている。

 2014年度より、スポーツで培った力を社会で活かす「スポーツキャリアコース」をスタート。地元・地域のために協働できる人材を育てる「地域創造学部」を2015年4月より開設予定。常に新たな教育のあり方、時代に合った人材育成を模索し、実現している。2016年、大学創立50周年を迎える。

追手門学院大学
〒567-8502 大阪府茨木市西安威2丁目1番15号
広報課:072-641-9590

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