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声優・鈴木達央、5年ぶりに音楽活動本格再開「はじめまして、SHINKIRO&Co.のボーカルTa_2と申します」【インタビュー】

Ta_2名義の使用は自身の中で「閣議決定」

――音楽活動の本格的な再開にあたり、声優業での「鈴木達央」名義やその他の選択肢もある中、以前と同様に「Ta_2」名義を使われています。Ta_2名義へのこだわりを改めて聞かせてください。

Ta_2 最初はキタニタツヤさんみたいに、カタカナのスズキタツヒサ名義もいいねとか、いろいろ考えました。「Ta_2」は歴史を紐解くと、もともと最初のソロ名義のときにスタイリストがつかずに自分でスタイリングをやっていたのですが、そのときにスタイリングに名前がないのが嫌だなと思って、隠し名みたいな感じでつけたのが最初でした。

 その後OLDCODEXで活動を始める際、創立メンバーがみんなローマ字表記で自分だけ漢字にするみたいな話にもなったのですが、スタイリングでTa_2と書いていたことをふと思い出して伝えたら、「それいい!それでやろうよ」って。実は深い意味はありません(笑)。

――そんなことはありません(笑)。

Ta_2 気がついたら意味をみんなが作ってくれていました。だからこそ、そのまま使わず大切に箱の中に入れてあげることも考えましたが、そうするとTa_2は喜ばないなと。そのまま箱の中に入れるのは「寂しいよ、悲しいよ」と言われる気がしました。

 誤解を恐れずに矢沢永吉さんの言葉をお借りすると、「俺はいいけどYAZAWAはなんていうかな」みたいなことですね。僕の中で鈴木達央とTa_2は同居しているようで別個の存在であって、自分はちゃんとTa_2なのだなって。Ta_2にしたのはそういう理由もあります。

――とても伝わってくる表現ですね。

Ta_2 みんなが支えてくれたOLDCODEXのフロントマンとしてのTa_2は、活動していなかった期間も歌わなかったときはありません。誰にも望まれてないのに練習したり、新しいものを歌えるようになりたいと取り組んだりする自分がいました。

 僕の中のTa_2が顔を出していたのだろうなと思ったとき、その表記はここのものだからナシにしようというのは嫌だなと感じましたし、Ta_2を悲しませたくないなって。これに関してはいろんな反応があることもわかってはいましたが、どちらというと僕のわがままです。自分の中で会話をして、閣議決定したので、Ta_2名義でやらせてもらいます。

――そういうことでしたか。ファンにとっては、やっぱりTa_2さんはTa_2です。アーティスト・Ta_2の歌を聴けるのはうれしいです。

Ta_2 そう言ってもらえることが本当に多くて。さまざまな方たちから「Ta_2さん帰ってきましたね」みたいなことを言ってもらっています。やりたいこと、貫き通したいこと、頑張りたいものは、出し方が変わっているだけで実は一貫性しています。自分でも面倒くさい性格しているなとは思います(笑)。

――出入り自由のプロジェクト、こんな人に参加してほしいという希望はありますか?

Ta_2 まずは音を楽しんでもらうことが第一目標で、原点に立ち返るみたいなところでいいのかなと思っています。ゼロからスタートなので華美なことをやるよりも、むしろ足りないぐらいがちょうどいいという話は、打ち合わせでもよくします。どちらかというと引き算の美学で、そのへんは若干“昭和”といいますか。自分たちで納得させたほうが面白いのではといった感覚はありますね。

――参加したいと言ってくれるならウェルカムみたいな感じなのですかね。

Ta_2 そうですね。そっちの方がうれしいですし、出会いを大事にしています。自分も交友関係が広がり、たくさん影響をもらっています。ライブを見させていただいてすごいと感じることもありますが、それを自分がやりたいかというと自分にはちょっと過ぎたステージなのかもしれないなと思います。何をやったら自分たちにとっての正解になるのかとか考えたとき、照明さんの力でスポットがきれいに筋を描いてストンとなっている中で、バンドメンバーたちと演るのが自分の武器なのかなと感じることはあります。そこは見てきたものもあるのかなと。新人アーティストの割には結構な年上なので、そうしたところでの楽しさを提示できたらいいなと思っています。

――今後「SHINKIRO&Co.」でやってみたいことは?

Ta_2 まずは10月13日のワンマンライブを無事に終わらせることが大切ですね。ライブをやるにしては現状5曲で、デビューライブということを鑑みても、5曲を3回回しするわけにいきません。カバーも考えましたが、そういうプロジェクトなのかなって考えたりして。そこで、実はライブに向けて新曲を8曲作っていて、ライブは7割が新曲です!

――なかなかない形式ですね。

Ta_2 ちょっとテンパってます(笑)。時間がない中で作詞家の方のお力も借りつつ、自分的にあと1曲、丸ごと制作が残っています(※取材日は9月29日)。でもそういうのが逆に来てもらう楽しみだし、それこそライブの意味があるのではと。7割が音源になっていない曲ですからね。何をやるかわからないし、そもそも曲のタイトルは何みたいな(笑)。

――歌い始める前に解説が聞きたくなってしまいそうです。

Ta_2 それでポカンとさせるのもありだなと思って。でも例えばフェスで初めてのアーティストを見るときも同じような感覚じゃないですか。カッコいいと思って見て、こんな曲もやるんだとか思いながらだんだんと楽しんでいく。そうやってその人のことをジャックしていくのが音楽なのかなと思います。

――ライブの仕掛けはいろいろあるかと思いますが、新曲が盛りだくさんということが一番のサプライズになりそうですね。

Ta_2 「SHINKIRO&Co.」というものを最初から最後まで浴びられるのがライブの仕掛けです。それをやりたいし、だからこそ新しいプロジェクトを始めている理由にもなると思います。あまり誰もやらないことですけど何かワクワクしませんか? それならライブに行かないとヤバいとも思ってもらえそうじゃないですか?

――めちゃくちゃワクワクします!ちなみに未発表曲の曲調はどのような雰囲気になりそうでしょうか。

Ta_2 「インビジブル」収録の5曲ともまた違って、方向性とか曲のジャンルもバラバラです。ゆるっとしたチルビートのファンクとか、ジャズチルもあります。あとはハードテクノを混ぜ込んだラウド系の曲とか、思いっきりJヒップホップのちょっとドープなもののビートを取り入れたり、さわやかなJロックだったり、雰囲気のあるようなしっとりめのミドルロックのようなミドルナンバーもあって、本当にバラバラです。

――仕事抜きでライブに行きたくなりました(笑)。最後に改めてプロジェクトとライブへの意気込みをお願いします。

Ta_2 一期一会が僕にとって、そしてアーティストにとって、バンドにとって、ユニットにとって宝物です。SHINKIRO&Co.やTa_2という存在を知ってくれて、ライブに行ってみようとか音源ダウンロードしてみようとかCD買ってみようと思ってくれること、それが最高にうれしい。できる限り、最高にうれしい瞬間をつなげていきたいし、その中で共に手を取り合って笑い合える時間を作れたらうれしいです。

 はじめまして、SHINKIRO&Co.と申します。ボーカルのTa_2と申します。10月13日に初めてのライブやります。その日からCDも発売されます。配信サイトでは先には出ているので音源を聴いてもらえるだけでもうれしいです。もちろんライブに来てくれたら最高です。僕らのことを知ってくれたことには感謝しかないです。その感謝や楽しいものをつなげていくための活動をやっていきますので、今後とも新人アーティスト・SHINKIRO&Co.をどうぞよろしくお願いします!

取材・文:遠藤政樹
■リリース情報
SHINKIRO&Co.「インビジブル」
配信日:10月6日(月)
CD発売日:10月13日(月)
※CDはライブ会場限定販売、およびMAVERICK STOREでの通信販売限定盤
<収録曲>
【CD】
1. インビジブルダンサー
2. 蝋燭
3. 僕のように
4. ケセラセラー(Live Demo 2025)
5. レグルス(Live Demo 2025)

【Blu-ray】
《空中楼閣のラボラトリ-Live & Behind the Scenes-》
1. ケセラセラー(Live Demo 2025)
2. レグルス(Live Demo 2025)
3. またね

https://shinkiroco.lnk.to/Invisible(外部サイト)

■ライブ情報
SHINKIRO&Co.<cantabile con anima>
2025年10月13日(月・祝):東京・品川インターシティホール
開場17:00 開演18:00
チケット料金 前売り 6500円(税込)/当日券7500円(税込)
スタンディング ※入場時ドリンク代別途必要

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