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柄本佑「子どもに守ってもらっている」その感覚が俳優としての強さに、「不可欠なのは、揺るぎない“日常”」

「WHAT IS 20?」オープニングセッションに登場した柄本佑 (C)oricon ME inc.
親は子を育てる“一方通行”だけではない「ストレートな感情に大きく突き動かされる」
そんな「サントリー天然水」のCMに出演している柄本は、「持っているな、としか言えないんです」としみじみ語る。
親が子を見守るように、自然もまた人間を見守っている。そして柄本自身もCMで小さい子の父親役として出演し、親は子どもを守る存在であるばかりではなく、子どもから与えられるものばかりなんだと実感したという。
「子どもからは学ぶこと、もたらされることしかないと言っても過言ではないような気がします。子どもが学ぼうとする姿勢って、ある種非常にピュアなものなので、そこから出てくるストレートな感情には大きく突き動かされます。大人になってくると色々考えてしまうじゃないですか。そういったものとは別のところから、純粋に出てくる子どもから学ぶことは非常に多いです」。
大人がいつしか身につけてしまう思考の鎧。子どものピュアな感情に触れるたび、「鎧が少しずつ外されていくような感覚」があるという。何気ない日常の触れ合いによって、自身の内にある邪念すら清らかなものになっていく。それは「育てる」という一方通行の関係性ではない。
「一緒に過ごすこと、例えば手をつないだり、頭をなでたりとか……。なんかそういう行為だけでもちょっとずつ浄化されていく感覚があります。子どもに守ってもらっているっていう感覚はものすごくありますね。何から守ってもらっているのかというのを言語化するのは難しいけれど……」。
「良い、悪い」という評価軸とは違う次元で、仕事に向き合いたい
「どんな俳優でありたいかということは、基本的には考えたことがないんです。もっと言えば『こういう役をやってみたい』みたいなことも基本的にはあまりなくて。ただ、歳を重ねてきて40代にこれから突入する中で、昔は良いとか悪いとかっていう評価基準に割と翻弄されてきたけれど、そういうレベルからは脱していかないといけないなとは思っています」。
かつて翻弄された「良い、悪い」という評価軸とは違う次元で、仕事に向き合いたい。そのために不可欠なのが、揺るぎない「日常」だという。たとえ俳優として良くない状態に陥ったとしても、それすら楽しめるような強さを持ちたい。そのためには「日常を丁寧に積み重ねることが大切」だという。そして、日常を共に過ごしている人から“守られている”と感じることも、ゆるぎない強さに繋がる。
「日常の基盤を厚くしていきたい」と語った柄本。20年後も「幸せであること」に思いを馳せた言葉には、俳優として、人として、父親としての思いが込められているように感じた。
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