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JO1とサンリオ、キャラクター“共同開発”は初の試み ゼロスタートで舞台裏公開「勇気がいった」
セガトイズやCHOCOLATE Inc.とも共同開発、「企業の強みを持ち寄る」メリット
たとえばアニメや玩具も大ヒットした「ジュエルペット」(2009年〜)や「リルリルフェアリル」(2015年〜)を共同開発したセガトイズとは、近年も「Beatcats」(2020年〜)を開発。また、おぱんちゅうさぎなどで知られるコンテンツ企業・CHOCOLATE Inc.とは「がおぱわるぅ」「クマミレン」「ぽっきょくてん」(2022年〜)が共同開発されている。
ハローキティが「仕事を選ばない」と言われるほど、あらゆる企業や団体とのコラボに積極的であることはよく知られているが、共同開発はコラボとどう違うのだろうか?
「セガトイズさんは玩具に高いノウハウをお持ちです。また、CHOCOLATE Inc.さんはSNSを軸としたプロデュースに長けていらっしゃる。そしてサンリオは、キャラクター開発力に一日の長があると自負しています。それぞれの企業の強みを持ち寄ってキャラクターを育てていく。それが共同開発のメリットであると考えています」
JOCHUMにも、この共同開発の考え方が取り入れられているという。
「JO1さんにはK-POPのエッセンスがあり、グローバルにもどんどん進出されています。中でもタイには大きなファンダムがあり、キャラクター大賞でJOCHUMがタイで3位にランクインするという結果にも表れました。今後JOCHUMも、もっと世界に飛び出していきたいですね」
「中でも注目を集めているのが、マイクンなんです。当初は『大丈夫かな、カワイくなるかな』と一番心配だったキャラクターだったのですが、社内でもJO1をあまり知らない先輩社員が『マイクンいいな』と言っていたり(笑)。ジワジワ来るところがあるのかもしれないですね。サンリオだけでは発想できないキャラクターを生み出せたのは、まさに共同開発ならではの成果でした」
サンリオにとっても、新しい試みとなったJO1とのJOCHUM共同開発。多くのファンに応援される結果となったが、「今後、いちキャラクターとして愛されるように、さらに幅広い方々に知ってもらいたい」とのこと。JOCHUMがこれからどのような展開を見せるのか、注目したい。
(文:児玉澄子)
(C)2023 SANRIO CO.,LTD. 著作(株)サンリオ
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