ORICON NEWS
「名古屋式モーニング」を浸透させたコメダ珈琲、地元の“当たり前”が全国に根付くまで
「今後は地域に根付いた街のインフラになりたい」
「コーヒーを売るという意味では同じかもしれませんが、私たちが主としている売り物は、“くつろぎの時間”だと考えていますので、競合しているわけではないととらえています」(前出/中島氏)
「どこまでいってもおもてなしの心で実現する“くつろぐ、いちばんいいところ”にはぶれずにこだわり続け、さらに “くつろぎで人と地域と社会をつなぐ”をモットーに、コメダ珈琲店が街のみなさんをつなぐ場所になることを目指したいと思います」(前出/中島氏)
『VALUES2025』と題し、2025年までに海外80店舗も含めた全1200店舗の出店を目標に掲げているコメダ。名古屋が築いたおもてなしの喫茶文化が、各地域でどのような発展をみせるのか、令和の喫茶店の可能性に期待したい。
(取材・文/河上いつ子)
季節限定バーガー「グラクロ」
価格(税込):610〜680円 ※価格は店舗によって異なる。
5種のチーズと北海道産クリームをつかったコメダの冬の定番「グラクロ」(グラタンクロケットの略。5種類のチーズが絡まるグラタンクロケットとコメダ特製のドミグラスソースの相性は抜群。衣のサクサク感とクリーミーなホワイトソースの食感を同時に楽しめる。