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世界最速? ガンダム最新作『水星の魔女』の主人公機『エアリアル』をカスタム、勝因は強運とタフネス

チート級の早さのからくりは運とタフさ「2日徹夜しましたが、何とか当日朝に完成しました」

――多くのガンプラ、ガンダムファンが待ちわびた『機動戦士ガンダム 水星の魔女』がついに始まりました。answerさんはご覧になりましたか?
answerもちろんです。リアタイしました。感想としては、まず戦闘シーンがとてもよかったですね。モビルスーツ(MS)の動きはもちろん、ガンダムエアリアルがビットを展開して、シールドになりビームを防ぐところは震えました。その後、ビットで相手の機体をバラバラにして圧倒的な戦闘力で勝利するところは、何度見てもテンション上がりますね。

――この放送の前日、ご自身は主人公機『ガンダムエアリアル』をベースにした『ガンダムレッドエアリアル』を発表されました。制作のきっかけは?
answer新作ガンダムの主人公機でビジュアルもとても好みだったので、商品発表の段階で絶対に制作したいと思いました。

――発売日の11時50分に完成作が発表されました。素組ではないカスタム機としては、世界最速級と思われる速さですが、発表も急いだのですか?
answerそうですね。発表に関しても1番を狙ってはいました。鮮度は大事です。せっかく作って発表するならさまざまな方に見てもらいたいですから。
 実は制作については、発売日前に開催されたイベント抽選にて、運よく本キットを入手しておりまして(笑)。その日のうちに組み立て、洗浄、下地の塗装をして翌日、帰宅後乾燥器をフル活用して完成させました。2日徹夜しましたが、何とか当日朝に完成しました。

――ちなみにこの機体は、どのような物語で生産されたとイメージしたのですか?
answer『水星の魔女』プロローグにて、破壊されていた量産型の『ガンダムルブリス』をジャンク屋が回収。レストアしたものに学園で話題となっていたエアリアルの外装を似せて作った、みたいな設定を考えていました。

“赤”にこだわりつつ、スピードも両立「工程すっ飛ばして、いかに時間をかけないか」

――ベースキットは、ガンダムらしい白と青が基調になっていますが、本作は赤が非常に印象的です。この制作の方向性、配色については、どのように決められたのですか?
answer制作の方向性については、キットを入手後、素組をしながら考えました。シンプルながらも目を引く作品に仕上げたいと思い、カスタマイズはワンポイントで目立つカラーリングにしました。赤に関しては自分が好きな色だからというのが一番の理由です。それに合わせて配色のパターンを考えて最適と思うものを選択しました。とはいえ、塗装直前まで青基調にするか赤基調にするか悩みましたが上記の通り、自分の好きな色で塗ることに決めて塗装しました。結果『アストレイレッドフレーム』のカラーリングになったわけですが(笑)。

――こだわりの赤なんですね。
answerはい。より鮮やかに見えるよう赤色は微妙に調色しました。写真だと分かりにくいのですが、それに合わせて黒も少し明るめにしています。同じ赤や黒でもちょっとの違いで全く印象が変わってしまうので、いつも配色にはいつも気を使っています。

――こだわりも出しつつ、スピードも…両立は大変ですね。
answerそうですね。それ以外にも、合わせ目消しでも苦労しました。本来なら後ハメ加工やタミヤセメントで接着してやすり掛けなど時間をかけて作業するのですが、今回は完成まで早さが求められるので、いかに合わせ目を、時間をかけずに処理するかが課題でした。最終的には合わせ目を全部、段落ちモールドにしてしまい、接着や後ハメ加工の過程をすっ飛ばして制作しました。

――完成後のSNSにはすごい反応がありましたが、どのように受け止められましたか?
answer今回、多くの方に作品を見ていただき、たくさんの感想を頂けたことは素直にうれしかったです。特に「青や金色のやつも作るんですよね?」と次回作を期待するコメントが印象的で、「これは作るしかないな」と思いました(笑)。
 やはりこういった反応を頂けることはモチベーションにもつながりますし、また次も見た人を楽しませられるような作品を制作できるよう精進したいと思っております。

――ご自身の後にも、『ガンダムエアリアル』をベースにした、たくさんの作例がSNSに投稿されています。
answerそうですね。それぞれに個性が出ていて素敵だと思います。いろんな作品を見て「これは思いつかなかったな」「こういうカラーリングも良いな」など自分にはない新たなアイデアに触れることが、制作意欲の向上にもつながりますので、いい刺激になっています。

――他のモデラーさんと高めあっていい作品を作れるのは素晴らしいですね。では最後に、answerさんにとってガンプラとは?
answer自分の「好き」を表現できるコンテンツですね。そして、作品を通じて他人の「好き」とも共有することで、同じ趣味を持つ人やこれから興味を持つであろう人たちとの輪を広げていける。自分にとっては一番大事なものです。

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