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美味しく無ければヘルシーも続かない。流行りのバターコーヒー“極上の作り方”を専門家が伝授

MCTオイル、グラスフェッドバター、コーヒーで作られる「バターコーヒー」

MCTオイル、グラスフェッドバター、コーヒーで作られる「バターコーヒー」。夏はアイスコーヒーとして飲むのがおすすめ

 ダイエット、パフォーマンスの向上に役立つとして話題になったバターコーヒー。古くからチベットで飲まれていたバター茶に感銘を受けたアメリカの起業家デイヴ・アスプリー氏が研究を重ねて完成させた飲み物で、実体験から得られた効果を綴った著書『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』はベストセラーとなり、世界中でブームを巻き起こした。ダイエットの方法を調べようとした時に、手軽で挑戦しやすい手法として検討されるが、ネット上では「自分で作ると脂っぽくて美味しくない」「そもそも、バターを入れて本当にダイエット効果はあるの?」など、不満や懐疑の声も。自宅で作る際、どのようなポイントを重視すればよいのか?

効率よいエネルギー摂取として、ハワイでは“サーファーの朝”を支えていた

アップグレードコーヒーの専門店「THE SUNRISE SHACK(サンライズシャック)」中浦めぐみさん

アップグレードコーヒーの専門店「THE SUNRISE SHACK(サンライズシャック)」中浦めぐみさん

 話を聞いたのは、2018年にハワイより上陸したアップグレードコーヒーの専門店「THE SUNRISE SHACK(サンライズシャック)」を国内で展開する中浦めぐみさん。ハワイのサーファーたちの“パフォーマンスの上げ方”に着想を得て、2018年にバターコーヒーをはじめとしたドリンクを日本に持ち込み、現在6つのカフェ店舗を構えている。

「THE SUNRISE SHACK(サンライズシャック)」の稲村ケ崎本店。2Fの客席からは江の島を一望できる

「THE SUNRISE SHACK(サンライズシャック)」の稲村ケ崎本店。2Fの客席からは江の島を一望できる

稲村ケ崎の海にも、サーフィンを楽しむ人たちが。マリンスポーツをしている人が買い求めにくることも多いという

稲村ケ崎の海にも、サーフィンを楽しむ人たちが。マリンスポーツをしている人が買い求めにくることも多いという

 サーフィンのメッカといわれるハワイ・ノースショアでは、サーファーたちがパフォーマンスの最大化のため、朝食代わりの1杯としてバターコーヒーを習慣化。固形物をとると波に酔いやすくなるため、1杯で効率よくエネルギーをとれるバターコーヒーの需要が高まった。健康やライフスタイルに対して意識の高いビジネスパーソンにもヒットして、現地の店には朝7時のオープンと同時に毎日行列ができているという。

現地ハワイ・サンライズシャック店舗の様子

現地ハワイ・サンライズシャック店舗の様子

 めぐみさん自身も4年間、朝の習慣としてバターコーヒーを飲み続けている。

「現地で飲んだ時の感動は忘れられません。バターコーヒーは1杯で満腹感を得られつつも、胃が重くならない。朝食の代わりに飲んで仕事を始めると、集中力が高まって仕事もはかどります。体温も上がり血行が良くなるからか、肌のツヤも良くなりましたし、冷えも改善されました。あと、私は便秘の悩みはなかったのですが、お店のお客さんからはお通じが良くなったという声も多数いただいています。腸活はメンタルにも関わると言われていますので、その効果もあるのではないかと思います」

「品質を見直すことが重要」バターコーヒー材料選びと作り方の注意点

バターコーヒーの材料(グラスフェッドバター、コーヒー豆、MCTオイル)

バターコーヒーの材料(グラスフェッドバター、コーヒー豆、MCTオイル)

 バターといえば「脂肪=太る」のイメージが大きい。バターコーヒーがヒットした後も「逆にカロリー過多で太るのでは?」「ダイエットに本当に効果があるのか?」と疑問視する声があがっていた。

 めぐみさんは、その原因が「材料選びにある」と分析。バターコーヒーの“失敗しない作り方”として、特に「消化吸収が速く、短時間でエネルギーになるMCTオイル、グラスフェッドバター、コーヒーの品質を見直すことは重要」と話す。
「当店では、良質のコーヒー豆と、ココナッツやパームフルーツに含まれる中鎖脂肪酸100%のMCTオイル、そして、牧草だけを食べて育った牛のミルクから作ったグラスフェッドバターを使用しています。この『材料にこだわる』『管理する』は、自宅で作られる場合も同様です。MCTオイルは無味無臭で味の邪魔をしない良いオイルを使うこと。グラスフェッドバターは冷蔵庫の臭いを吸収しやすいので、空気に触れないように、ラップ等でしっかり包んで、新鮮な状態で保存しておくことが大切です。最近は、コーヒー豆のカビ毒が問題になっています。オイルもバターもコーヒー豆も、クオリティと品質管理を徹底しないと、むしろ体に悪影響を及ぼしたり、逆効果になる恐れもあるので、注意が必要です」

 バターコーヒーでは、バターから純粋な脂肪分だけを集めたギ―を使用するレシピもあるが、グラスフェットバターのほうがクセがなく、さっぱりしているので、「ギ―を使ったバターコーヒーを飲んで、苦手だと思われた方は、一度、グラスフェットバターを試されるといいと思います」とめぐみさん。コクの決め手となるバターはしっかり選ぶ必要がある。

 さらに、味の鍵となるのは入れ方だ。コーヒーの適度なコクが楽しめつつ、ミルキーで滑らかな味わいを実現するコツは「攪拌(かくはん)」にある。

「私も経験がありますが、スプーンなどを使って手で混ぜるだけでは、油分が上に浮いたり、バターとコーヒーが分離してしまい、最後に口の中にバターが残って美味しくありません。しっかりミキサーでバターとオイルとコーヒーを混ぜてください。30秒を目安にミキサーにかけると、ラテのようなクリーミーな感じになって、美味しく飲んでいただけます。ミルクフォーマーを使う場合も、MCTオイルが乳化するまで撹拌(かくはん)させます」

うまく撹拌(かくはん)されると、上にクリーミーな泡の層ができあがる

うまく撹拌(かくはん)されると、上にクリーミーな泡の層ができあがる

「どうしても油浮きが気になる方は、パウダータイプのMCTを使うとよく溶けてくれます。当店では、コーヒー、MCT、バターが一緒になったインスタミックスもありますので、まずは気軽にトライしてみてください。ちなみにハワイ発祥のサンライズシャックでは、MCTオイルの他にココナッツオイルをプラスしています。よりクリーミーさと甘みが加わり、ほのかに常夏のハワイを感じられます。『味が苦手』という方のバターコーヒーへの概念も変わるのでは。ぜひ試してみてください」

品質にブレのないコーヒーが楽しめる時代「人々の意識が“健康”にシフト」

 めぐみさんは「コーヒーにまつわる人々の意識はより健康を重視する考え方に変わってきた」と感じているという。

「シングルオリジンコーヒーといって、生産地域を限定・明確にしたコーヒーが流行っている今、生産者の顔が分かって、豆の種類もしっかり消費者が理解できる。品質にブレがないコーヒーを楽しめる時代になりました。仕入れる側にとっては、戦略的に品質のよいコーヒー豆を手に入れるのが大変になってきたということでもあるんですけどね(笑)。バターコーヒーに欠かせないMCTオイルも、4年前にお店を始めた当初は存在自体を知らない人も多かったですが、今は認知度が高まって日常的に楽しまれる方も増えてきました。ダイエットに関わる食品は一過性のブームで終わることが多いですが、私はバターコーヒーをそうさせたくは無かった。それで終わらないくらい、価値のある飲み物だと思っています。店舗にいらっしゃったお客様に『こんなに美味しかったんですね』と飲んでいただけることがうれしいんです」

 バターコーヒーを「とにかく美味しく飲んでほしい」とめぐみさん。

「ある程度続けていただかないと、身体の変化は感じられませんから、自分の好みの味になる作り方をマスターして、ぜひ、美味しく飲んでほしい。美味しいと思えるものが長続きしますからね。バターコーヒーが習慣になれば、毎日生き生きと過ごすことができて、健康的な生活の基盤になるので。クセになって、やめられなくなりますよ!」

失敗しない! 効果的で美味しいバターコーヒーの作り方

ポイント@新鮮なコーヒー豆を選ぶ
極上の味にこだわるなら、焙煎から日があまり経っていない新鮮な豆を選び、入れる前にミルで挽くのがおすすめ。めぐみさんは、さっぱりしつつ酸味が強すぎない“ミディアムロースト”を使用。

【保存方法】焙煎から数日程度の保存は、遮光性があり密閉できる容器で常温保存。焙煎後2週間の保存は密閉袋に入れて冷蔵保存。1ヵ月以上の長期間コーヒー豆を保存する場合には、完全密閉できる容器で、できるだけ空気を抜いて冷凍庫で保存するとよい。

「浅煎りすぎるとフルーティーだけど、酸味が強くなってしまいます。酸味とバターは合いません。また、深煎りすぎるとしつこく感じるお客様もいらっしゃるようです。ミディアムでも時間が経つと酸味が出てきてしまうことがあるので、ご自宅で飲まれるときは、ミディアムかちょっと深煎りくらいがいいかもしれません。当店はハワイのブランドなので、さっぱり飲めて、それでいてコクとMCTオイルとバターとの相性がいい塩梅で調整しています」(めぐみさん)

ポイントAグラスフェッドバターを使う
牧草のみで飼育された牛のミルクから作られたグラスフェッドバターは、穀物を食べて育った牛から作られるバターと比べて栄養価が高い。中性脂肪や悪玉コレステロールを減少させ、体脂肪の燃焼効果が期待できる不飽和脂肪酸を豊富に含有。ギ―よりもクセがなく、さっぱりした味わいに。

【保存方法】切り口が空気に触れないようにしっかりとラップで包み、冷蔵庫へ。扉付近ではなく、なるべく奥で保管をする。

ポイントBMCTオイルを使う
最近、体脂肪対策の機能性表示商品も出ているMCTオイルは、ココナッツやパームフルーツに含まれる中鎖脂肪酸が100%のオイル。消化・吸収に優れ、短時間でエネルギーになる。
「日清オイリオ MCTオイルHC100%」 85g

【保存方法】開栓後1〜2ヵ月を目安に使用。開栓前・開栓後も、常温暗所にて保存。冷蔵庫に保存する必要はなし。

バターコーヒーの美味しい作り方 3ステップ

(1)抽出したコーヒーを“熱いうちに”ミキサーに注ぎ、グラフェッドバターとMCTオイルを入れる。

(2)ミキサーにかける。30秒くらい攪拌させ、カプチーノのようなきめ細やかな泡が立ってきたらOK。

(3)夏場はアイスがおすすめ。氷を入れた容器に注ぐだけでOK。ただし、アイスの場合は、コーヒーを濃い目に入れるのがコツ。


「THE SUNRISE SHACK(サンライズシャック)」
https://www.sunriseshackhawaii.jp/(外部サイト)

取材・文 河上いつ子
撮影 岡田一也

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