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芸人JP、「ご本人からの公認は今後もいらない」 “戦略”として導き出した松本人志ものまね

原口あきまさは“人生の教科書”「ものまねは声や顔が似ているということだけじゃない」

 時代に合わせてものまねをする対象を変え、レパートリーを増やし続け今や数百種類。真似る対象は人だけではなく「花火」や「電車」、「動物」など多岐にわたる。その中でも、松本人志に力を入れたのには、ものまね芸人として売れるためのJPなりの“戦略”があった。

「テレビでいろんな人のものまねをやったとしても、“なんかすごかったけど、結局なんのものまねの人だっけ?”ってなるじゃないですか。そうなる前にテレビ的な戦略を考えなければいけないなと。そのときに、ホリ=木村拓哉、原口あきまさ=明石家さんま、コージー冨田=タモリみたいな代名詞を作らなければならないと思ったんです」

 これまでも松本人志のものまねをしている人はいたが、“一言だけ似てる”、“顔が似てる”、“関西弁がいまいち”なことが多く、完璧な松本人志は存在しなかったという。
「僕は何かの第一人者になりたかった。というか、そうならないとテレビに出れないと思ったんです。その結果行き着いたのが松本さん。いわば松本さんのものまねは隙間産業でした。初めは声だけだったんですけど、しゃべりに合わせて松本さんっぽい動きをやりだしたら一気に大勢の人に刺さり始めて、徐々に“JP=松本人志のものまね芸人”という代名詞ができた。それで少しずつテレビにも出させてもらえるようになりました。でもこれ全部、原口あきまささんのおかげなんです。原口さんは、ものまねは声が似てる、顔が似てるっていうことだけじゃないということに気づかせてくれた『ものまね人生の教科書』ですね。それが今の僕のものまねの基礎になってます。」

 ものまね芸人として“型”を決めて走り出したJPだが、そんな彼に大きな影響を与えたのは原口あきまさ。『ワイドナショー』のオープニングでは、東野幸治と松本人志に扮して息の合った掛け合いを見せたが、原口流で育った彼だからこそ、東野に扮する原口のアドリブにもついていけた。

「原口さんは手加減なしでぶつかってきてくださいました。台本にはザックリした内容は書かれていましたけどほぼアドリブ合戦でしたね(苦笑)。原口さんが本気だからこっちも本気でやらないと喰われてしまいますし、相手が原口さんならどうなっても大丈夫という安心感もあって思いっきりぶつかることができました。ご一緒するたびに緊張しますけど、その緊張感がまた新しいものを生み出している実感があるので、原口さんには心から感謝しています」

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