ORICON NEWS
ファンが選ぶBUMP OF CHICKEN「一番好きなMV」トップ5 メッセージ性あふれる作品に「何度も助けられた」「心がじんわり温まる」【#ファンに聞いてみた】
⇒この記事をオリジナルページで読む(12月23日掲載)
※ORICON NEWS公式Twitterアカウントにて実施 総票数:270
5位【sailing day】17票
・6thシングル(2003年3月発売)
・4thアルバム『ユグドラシル』(2004年8月発売)収録
アニメ『ONE PIECE』の映画『ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険』主題歌に起用された楽曲です。メンバー全員が同漫画の愛読者とあり、楽曲では疾走感のあるサウンドに加え、同アニメを意識した歌詞で、見事にその世界観を表現しています。
MVでは、広大な駐車場で演奏する4人の前に女子高生の集団、演奏を遮る邪魔者などが登場。強風の中飛んでくるゴミや“下着”に目もくれずパワーあふれる演奏を披露しています。また、同映画にちなみ、麦わら帽子をかぶった大勢の“モンキー・D・ルフィ”も何度か登場します。
「『精一杯 運命に抵抗』と言わんばかりにルフィの大群、女子高生の大群、そして強風の中で荒ぶるメンバーの姿が勢いがあって良い」
「若々しい4人と、荒削りなかっこよさがたまらないです! 見終わった後の爽快感がすごい!」
「現在でも色褪せない力強くも優しい歌詞と、映像に映る混沌とした様子の中でも歌うバンドメンバーの姿が大好きです」
3位【ゼロ】18票
・21stシングル(2011年10月発売)
・5thアルバム『RAY』(2014年3月発売)収録
国民的な人気を博すスクウェア・エニックスのRPG『ファイナルファンタジー』シリーズの、PlayStation Portable専用ソフト『ファイナルファンタジー零式』主題歌として書き下ろされました。バンドサウンドとは思えないほど壮大な楽曲に仕上がっており、ファンの間でも人気の1曲です。
元々、同ゲームの大ファンだったメンバーたちは、この曲のオファーが来た際、「ドッキリだったら困る」と信じないようにしていたそうです。MVは、歌詞に影絵のアニメーションとコンテンポラリー・ダンスが重なるようなストーリー展開となっています。また、スーツでビシッと決めたメンバーたちの演奏シーンも盛り込まれています。
「激しいダンスと切り絵のようなアニメーションという二つの表現技法を用いて、一つの物語を描き出す構成が楽曲に奥深さを与えている」
「バレエ、切り絵のアニメーションで表現される物語とゼロの歌詞世界が見事にクロスオーバーする傑作だと思います。まさに曲が主人公と言えるMVで、楽曲の素晴らしさをさらに引き立たせてくれています。そして、モノクロで展開される4人の演奏シーンもとても洗練されていて痺れます」
「切り絵のようなアニメーションとバレエの映像が儚くも壮大な楽曲とマッチしててとてもかっこいいです。スーツ姿のメンバーもバチバチに決まってて見応えバッチリの一本です!」
3位【宇宙飛行士への手紙】18票
・18thシングル(2010年10月発売)
・4thアルバム『COSMONAUT』(2010年12月発売)収録
4つ打ちのリズムを基調として、ポップかつ軽快に響きわたるバンドサウンドが斬新で心地良い1曲です。歌詞、メロディーはまさにBUMP OF CHICKEN“らしさ”が全面に表れています。MVは、番場秀一監督とメンバーにより制作されたオリジナルの物語を映像化。切なさや温かさが混在する感動的な作品に仕上がっています。
このMVを見た宇宙飛行士の野口聡一さんは、自身のツイッターで「話題の『宇宙飛行士への手紙』見た。宇宙という言葉を一度も使ってないのにスペーシーな広がりを感じさせる詩は秀逸」と絶賛。「ちょっと悲しいPVのラストはスペースカウボーイを思い出させる。彼女が天体望遠鏡の向こうに見たのは懐かしい未来像なのだろうか。藤原さん、今度は『宇宙飛行士と対話』してね!」と呼び掛けていました。
「楽曲の良さはもちろん、宇宙飛行士のヘルメットを被った男の子とヒロインとの成長から離れ離れになった後を描く映像が切なくて、たまらなくなります。青春とか思い出とかの美しさを痛感しました」
「初めて見た時から涙してしまいました。何がどうってうまく説明出来ないんですけど、歌詞とムービーが絶妙にマッチしてるんです!」
「時の流れの早さと、一瞬一瞬の思い出の儚さが『今を大事にすること』につながるということを少年少女の成長をもって表現しているところ」
2位【Merry Christmas】19票
・15thシングル(2009年11月発売)
BUMP OF CHICKENとしては珍しいクリスマスソングです。プロデューサーの依頼により書き下ろされましたが、藤原さんは制作当初、抵抗を感じていたそうです。しかし、身近な人の期待に応えたいと発奮。幸福感がにじみ出る、まさにクリスマスにぴったりな楽曲が出来上がりました。
路上で演奏を始めようとする藤原さんの元にそれぞれ楽器を持ったメンバーが登場し、MVがスタートします。その周囲ではカップルや大道芸人など、さまざまな登場人物が、クリスマスという特別な1日を過ごす模様が描かれています。最後はライトアップされたツリーをバックに4人が演奏し、心がほっこりする作品に仕上がっています。
「メンバーがストリートミュージシャンに扮して、曲を奏でている周りでいろんな人のストーリーが流れていく。歌詞の流れ星が見えなくても誰かが見たのなら素敵なことだ、に優しさの意味を教えてもらいました。最後に藤くんがカメラ目線で『おいで』ってするところが最高です」
「クリスマスの街角で演奏する4人の姿がとてもいい。終盤、こちらに向かって手招きしてくれる仕草と、BUMPらしい優しいクリスマスソングの歌詞が相まって、心がじんわりと温まります」
「聴いているこちらをちゃーんとわかってくれていて、『一緒に行こう』って言ってくれているようで。気にかけてもう一度振り返ってくれるところも。まさにBUMP。大好きな大好きなMVです」
1位【ロストマン】23票
・6thシングル(2003年3月発売)
・4thアルバム『ユグドラシル』(2004年8月発売)収録
作詞のみで約9ヶ月を費やしたという力作で、藤原さんがつづる強いメッセージ性の強い歌詞に共感するファンも多いと思います。Mr.Childrenの桜井和寿さんはこの楽曲が非常に印象に残っていると明かし、自身のライブで披露したことでも知られています。
MVは、何もない荒野で演奏するメンバーたちを映した映像からスタートします。歌詞とリンクするように、一歩ずつ、たしかな足取りで進む4人。最後のサビでは、それまでセピア調だった映像が一転、色鮮やかなものに切り替わります。不器用ながら前に進もうとしていた過去を振り返りつつ、決意を持って未来への一歩を踏み出した、そんなメッセージが伝わってきますね。
「ラスサビでセピアからカラーに移るポイントが、過去あるいは理想との決別を受け入れて前を向いた主人公の心情ととてもマッチしている!」
「初めはモノクロな映像が最後のサビあたりでぱっと色づいてカラーになるところ。楽曲にぴったりで聴くたびに思い出します。この曲の魅力がすべて詰まっています」
「モノクロからカラーになる瞬間。何度もこの曲には助けられました。間違った旅路の果てに正しさを祈りながら今日も毎日コツコツがんばってます。ありがとうBUMP」
「セピア調の映像で始まり、最後のサビで色付きに変わる点。迷いながら歩んできたことを受け入れ正しさを祈りながらまた歩んでゆく様を、セピアから色がついたことで表していると感じた」
BUMP OF CHICKEN『なないろ』
この記事は、LINE初の総合エンタメメディア「Fanthology!」とオリコンNewSの共同企画です。
俳優・歌手・芸人・タレントらの趣味嗜好を深堀りしつつ、ファンの「好き」を応援。今後、さらに気になる人の「これまで」と「これから」をお届けしていきます。
⇒この記事をオリジナルページで読む(12月23日掲載)