ORICON NEWS
“肝硬変”を明かしたブル中野、「破天荒なことをするのがカッコイイ」現役引退後に体を壊すレスラーたちへの思い
闘病で気づいた健康の大事さ、お酒に逃げず支えてくれる人のために生きる
ブル中野 病気になって一番感じたのは、「健康が何よりも大事」ということです。仕事のため、生活のため、お金のために、私は病院に行くことを先延ばしにしてしまった。でも、健康じゃなくなると結局は生活ができなくなってしまう。本当にそこがわかっていなかったなって、今は思います。
――誰しもが陥りがちなことですよね。
ブル中野 治療をしなくてはいけないとわかっているんだけど、お酒を飲んで忘れようと思い、結局は逃げてしまった。そういったお酒の使い方は、やっぱりよくないですよね。お酒は悪いことばかりではなく、みんなで飲んだときに和気あいあいとするし、「ありがとう」とか普段言えないことが言いやすくなったりもする。でも、そういう大事なことは素面のときに言えるようにならなくてはいけないなとも思うようになりました。何に対しても、“逃げる”というのはダメなことですね。
――旦那さんが支えてくれたのも、大きいですよね。
ブル中野 そうでうね。旦那はもちろん、家族や病院の先生、看護師さんたちが助けてくれたので、その人たちを裏切れないなっていう思いも強かったです。支えてくれる人、私が死んだら悲しんでくれる人がいるのなら、その人のためにも生きなくてはいけないと思いました。
「生きていて気持ちがいい」内面的にも変化、盟友・ダンプ松本への心配も
ブル中野 お酒をやめ、規則正しい生活を送ることが美容や健康に一番いいということを改めて実感しています。ちゃんと夜に寝て朝起きるという、簡単で当たり前のことが本当にできていなかった。そういう生活をするだけで、外見どうこうよりも、生きていて気持ちがいいです。
――当たり前のことが結局は一番大切ですよね。
ブル中野 朝の光を浴びる、花が咲いているのを見る…、そんなふうに自然を感じられる体になりました。今までは考えもしなかったし、何も感じなかったんですよね。周りの細かなところに目がいくようになったので、自分も綺麗でいようという思いが前よりも強くなりました。内面的にも、だんだん変わってきたんでしょうね。
――先日、ダンプ松本さんの還暦記念大会に行かれていたようですが、ダンプさんとはどんな話をしましたか?
ブル中野 「美」に関しては、一切話してないです(笑)。でも、ダンプさんも還暦を迎えましたし、「健康に生きる」というのは共通の課題ですね。ダンプさんはまだプロレスをやっているので、100キロくらいの体重を維持しなくてはいけないけれど、もう膝や腰はボロボロで、立っているのがやっとのような状態なんです。
――長年の蓄積もあるでしょう。
ブル中野 試合も、必死に頑張ってどうにか…という感じなので、本当に健康だけは気をつけてほしいです。ダンプさんも「昔みたいには飲めなくなった」とは言っていたので、そういうことを自分で感じられているのは良かったなって思いますね。
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