ORICON NEWS

“10周年”Sexy Zone、ソロ活動をおさらい 多彩なジャンルで頭角を現す【後編】

松島聡

(1997年11月27日生まれ。メンバーカラー:緑)

 愛称は聡ちゃん。グループのムードメーカー的存在である。歌唱力の高さにはジャニー氏も一目置いており、とりわけ初期の楽曲では重要なパートを数多く担っている。デビュー当時、まだ幼い松島が美しいボーイソプラノで歌いあげるさまは、グループが掲げる「マイケル・ジャクソンのようなセクシーさ」を体現するにあたり重要な要素だったといえよう。

 変声期を迎えたころの苦労は松島自身も後に語っているが、歌唱法を工夫するなど練習を重ね、デビュー当時とはまた異なる魅力…甘さと少年性を兼ね備えた歌声を手に入れた。

 松島といえば「努力の人」。静岡から新幹線で仕事に通い、レッスンに励んだ。アクロバットができるメンバーがいないからと、8ヶ月かけてバック転を習得。『Sexy Zone CHANNEL』(フジテレビTWO)のダブルダッチ企画では、手首の痛みをこらえながら何度もバック転を披露している。

「Sexy Summerに雪が降る」 (short ver.)

 演技の仕事も、少しずつ広がってきた。今春にはドラマ『コタローは1人暮らし』(テレビ朝日系)にて心優しきホスト役を、今秋は舞台『赤シャツ』にて赤シャツの弟・武右衛門役を演じた。いずれも高い評価を受けた作品であり、松島の芝居にも好評の声が寄せられた。

 11月で24歳を迎える。バラエティー、パフォーマンス、芝居。いずれも高いポテンシャルを秘めた松島の、さらなる飛躍が楽しみだ。

マリウス葉

(2000年3月30日生まれ。メンバーカラー:オレンジ)

 本名は葉 マリウス・ユリウス・成龍・シュミッヒ。ドイツ・ハイデルベルク出身のミックスであり、マルチリンガル。家庭内ではドイツ語と日本語で話していたというが、本格的な日本語と英語、そして中国語(本人曰く「少しだけ」)は自主的に学習し、身に付けたものである。

 その語学力を活かし、2017年には『フラーハウス・シーズン3』(NetFlix)に本人役にて出演。マリウスがSexy Zoneのメンバーであること、その幸運と将来性は計り知れない。

『フラーハウス』シーズン3【パート2】特別映像

 「人を幸せにしたい」という夢を抱き、日本にやってきたマリウス。身体は大きく成長し、パフォーマンスにも年々磨きがかかるが、ピュアで優しい性格はずっと変わらない。Sexy Zoneというグループの、平和の象徴だ。アイドルとして多くのファン を幸せにするだけに留まらず、現在は大学でも広い視野で物事を学び、世界の「幸せ」を考えている。

 出身地も年齢もバラバラの5人を引き合わせた「Sexy Zone」という場所。これから先もこの場所で、どうか5人には笑っていてほしいと願う。

(文/新 亜希子)

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索