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「ちょっと残念」が最強の武器に 自虐やイジりにも神対応 峯岸みなみのバラエティ無双
峯岸バラエティ再起のきっかけとなった「女子メンタル」体を張った奮闘ぶりが話題に
これには峯岸自身も手ごたえを感じたようで、「無我夢中だったんですよ、この時は。こんなに大々的にみなさんに見てもらえると思っていなかったので、反響にすごい驚いて、私もこっちに足を踏み入れたんだなって」と当時を振り返り、「(収録が)終わったあとに、(松本人志に)『面白かったな、これ1本で行けるんちゃうかな』って言われて、めちゃくちゃうれしかったです。そうなんだって思って」と、6月5日放送『おかべろ』(関西テレビ)で語っている。
実際、それを機に『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)、『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)、『水曜日のダウンタウン』(TBS系)と次々に出演。6月放送の『大冒険クラフトバラエティー ゼロイチできんのか!?第2弾』(フジテレビ系)では、183時間かけてイチゴパフェづくりに奮闘、時には涙しながらもパフェの器づくりからやり遂げ、「体を張ったバラエティに向いてる」「もっとバラエティで見たい」と称賛された。
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しかし、本人の中では徐々に、「自分のことを面白い側だと思っていた自己評価と他者からの評価にずれが生じ、焦って、空回っては炎上を繰り返し、人から嫌われてしまう。負の連鎖が怖く」なり、「バラエティの世界で上を目指して戦うことを辞退」するようになったと“闇堕ち”してしまう(峯岸みなみの「できれば明日も褒められたい」/『かがみよかがみ』の連載より)。6月放送『ノンストップ!』(フジテレビ系)でも、「(AKB)現役時代にファンや後輩のことを気にして番組出演を辞退した」と告白。
さらに6月放送の『グータンヌーボ2』(関西テレビ)では、AKB総選挙の順位づけなど常に他人に評価をゆだねる人生を歩んできただけに、「思春期にそういう環境にいたのは大きい。自然と自分はどれだけの順位だとか考えちゃってる。周りと比べて考えちゃう」と吐露。聞いていて辛くなるほどの自己肯定感の低さが、本来の彼女の活躍の幅を狭めていたといえるかもしれない。