• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)
  • ホーム
  • ライフ
  • 写真よりも写実的…制作46時間の“リアルすぎるネコ”に見る色鉛筆の魅力
ORICON NEWS

写真よりも写実的…制作46時間の“リアルすぎるネコ”に見る色鉛筆の魅力

完成作を見た人の感想やアドバイスがモチベーションに

――描く際に、一番こだわっていることはどんなことですか?また、苦労するのはどんなところですか?
音海はるこだわりは「目」ですね。自分自身、白内障、網膜芽細胞腫という目の病気を患っていて右目の視力がないということもあって、絵の中でも「目」は大事にしたいと思って、特に慎重に描いています。
 苦労は…、描くときに長時間目を使っているので、単純に疲れるというところですかね。

――長時間というと?
音海はる普段よくA4サイズで描いているのですが、早いと25時間ほどで、長いと50時間です。

――50時間!それだけの苦労をしながら描き続けるモチベーションはどんなところにあるのですか?
音海はる特に「続けている」という意識はなくて、単に楽しいから続いている感じです。描いて楽しむだけでなく、SNSを通して感想やアドバイスなどのコメントを読んだり、展示会でご覧になった方と実際にお話をするのが楽しくてモチベーションになっています。
――こだわりの大きな瞳が印象的な近作「ネコ」も大きな反響がありました。
音海はる今回描いた猫では毛並みの色の変化を表現するのが大変でした。色と色の境目が不自然にならないよう試行錯誤を繰り返して描いていました。総制作時間は46時間くらいですね。
 SNSで発表すると、「色鉛筆でこんな絵が描けるのか」といったお声をいただき、それが友人の絵を見て自分が感じたことと同じだったので、自分の絵でもそのように思ってもらえてると思うと嬉しくなります。

――色鉛筆の魅力はどのようなところですか?
音海はる身近に存在するので、手軽にすぐに始められるところと、表現方法もさまざまで小さなお子さんから大人の方まで幅広く楽しめるところだと思います。
 色鉛筆は種類も豊富で、いろいろな使い方があります。独自の描き方を見つけたり、まだ誰もした事がないような色鉛筆の使い方、手法が眠っていると思います。ぜひ多くの方々に、手に取っていただき、いろいろな使い方をしていただきたいと思います。

――今後の野望、目標をお教えください。
音海はる私は色鉛筆画家による「イロドリアル」というユニットを組んでいるのですが、それぞれみんな描くモチーフや、描き方も違ったりするので、メンバーと切磋琢磨しながら、成長できればと思います。
 また、個人としても今は色鉛筆による写実画がほとんどですが、いろいろな画材で遊んでいきたいと思っています。自分だけでなく、見てくださる方にも楽しんでもらえるような絵を描いていきたいですね。

あなたにおすすめの記事

 を検索