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カジュアルからフォーマルまで…芸能人“結婚報告”の変遷とトレンド

  • (左から)瀬戸康史、山本美月 (C)ORICON NewS inc.

    (左から)瀬戸康史、山本美月 (C)ORICON NewS inc.

 8月7日に結婚を発表した俳優の瀬戸康史と山本美月。コロナ禍で結婚に至った経緯について、「失いたくない存在だと確信した」としたコメントが印象的だったが、その際に添えられたフォーマルな2ショット写真も注目の的に。お揃いのTシャツを着て、カジュアルな結婚報告をすることが主流になりつつあった昨今のスタイルに風穴を開けた彼らの結婚報告は、今後どのような変化をもたらすのか。芸能界の結婚報告の変遷を辿りつつ予想する。

トレンドは「おそろいの白シャツ」カジュアルに結婚報告する芸能人たち

 結婚式の定番といえば、白無垢や純白のウエディングドレス姿。白が定番化された背景には、「婚家に染まるように真っ白のまま嫁ぐ」という意味が込められているのが通説でもある。芸能界も例外ではなく、これまでは花嫁が白無垢や純白のウエディングドレスを着て結婚報告を行う芸能人が大多数を占めていた。

 そんな慣習に風穴を開けた“先駆者”といえば、2016年8月に結婚を発表した妻夫木聡&マイコ夫妻だろう。2人が結婚報告をした際に添えた写真には、白シャツを着て満面の笑顔で寄り添う2人の姿が収められていた。それまでとは一風変わった結婚写真は瞬く間に話題となり、「2人の仲の良さが伝わる!」「良い関係なんだろうな」「ナチュラルで親近感が湧く」などと当時SNSで注目を集めていた。

 これをきっかけに、芸能界のビックカップルは続々とおそろいの白シャツ姿で結婚を報告。2019年に結婚を発表した高橋みなみは、筆文字風に「だんな」「よめ」と書かれた白シャツを着て写真撮影に挑むなど、ひとひねり効かせた結婚報告も記憶に新しい。この頃から芸能人だけではなく一般人の間でもお揃いの白シャツを着用してSNSで結婚報告をするカップルが増えていった。より“カジュアルなスタイル”を求めることがトレンドになっていったと言える。

SNSで発信する芸能人が急増 報告スタイルも多様化

 “カジュアルなスタイル”が主流になった背景には、「結婚報告の多様化」が関係しているようだ。かつて芸能人の結婚発表といえば、都内高級ホテルや報道各社へ向けた連名FAXで、メディアを通して世間に知られる流れが一般的だった。

 しかし近年では、結婚報告のスタイルも多様化。オードリーの若林正恭は、10年以上続けているレギュラーラジオ番組『オードリーのオールナイトニッポン』内で電撃発表、イモトアヤコは、飛躍のきっかけとなった『イッテQ!』内で生報告するなど、それぞれが対ファンを考慮しつつ、報告の場を選んでいる。“結婚報告の場”は本人たちが何を大切にしているかがうかがえる“指標”ともなりつつある。

 さらに、SNSの普及により個人が公式アカウントを持つ時代になったことも要因の一つと推測する。TwitterやInstagaramといったSNSのみでの報告も急増。近いところで言えば、8月29日には西川貴教がTwitterで一般女性と、9月2日にも、なだぎ武&渡邊安理がそれぞれのTwitterで、直筆でのコメントやイラストを添えて報告した。

 これまでInstagramで報告したカップルも「どんなことがあっても笑顔でいられる明るい家庭にしていきたい(おばたのお兄さん)」「彼はとても穏やかで、我が家の気難しい猫にも好かれる優しい人です(高橋みなみ)」など、それぞれの投稿に添えられたコメントからは、応援しているファンへ向けて、自分の言葉を通して最愛のパートナーを紹介したい気持ちが読み取れる。

 こういった場合、コメント共に投稿する写真は、フォーマルでドレッシーな服装よりもカジュアルさを追求する方が、よりあたたかみが感じられる。そこが芸能界でお揃いの白シャツが選ばれ続けてきた大きな理由ではないか。

カジュアル志向だった結婚報告、瀬戸&山本を機に新たな潮流も

 結婚報告はSNS、おそろいの白シャツ姿を添えるなど、カジュアル路線が主流になるなか、瀬戸康史&山本美月は、直筆署名入りの書面+フォーマルな2ショットで結婚を報告。山本のInstagram、瀬戸のTwitterでの発信こそ情報源となったがその後、双方の事務所がメディアのリクエストに応え、写真つきで直筆の結婚報告書を送信している。

 書面には、「自分と向き合う時間が増え、その中でお互いに失いたくない、大切な存在なのだと確信しました」というコメントが添えられていることから、生涯のパートナーとして、真摯に向き合う2人の真っ直ぐな関係性が見えてくる。

 もっとも注目すべきは、オフホワイトのスーツを着用し、真っ直ぐにカメラを見つめる2人の姿。大きなフリルが首元と胸にあしらわれた白いブラウス姿の山本は、フォーマルでありつつフェミニンな雰囲気。2人の柔らかい空気感が伝わってくるバランスのとれたショットだ。

 また、瀬戸が椅子に座り、山本が瀬戸の肩に手を置いていて、お互いに支え合う形となっていることから、「失いたくない存在」というコメントに通じるような“対等さ”も感じられ、SNS上には、「よくある男女像じゃないのが良い」「2人の関係性が現れていて素敵」「ジェンダーレスで超かっこいい」という意見も寄せられていた。

 白シャツ=カジュアル、スーツ=フォーマルというように、一見、正反対のスタイルにも感じられるが、「いろんな報告の仕方があって良い」ということを知らしめる機会となったカジュアル路線のトレンドを経てこそ、出てきたスタイルでもあるようにも思う。

 2人の普段の関係性、どういった思いで一緒に人生を歩むことに決めたのか、それを世間に対して、どのような形で発表するのが最適なのか…。昨今は、所属事務所ではなく、当人たち自ら考え抜いて行なわれ、より近い距離で芸能人たちの素顔が垣間見れる機会が多くなっている。

 なにより、瀬戸康史&山本美月からは、お互いをリスペクトし合う強い信念が感じられることから、現代の芸能人夫婦の新しい形を垣間見れた。また新たなトレンドが生まれる可能性もあり、後に続く芸能人たちの結婚報告にも注目していきたい。

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