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(更新: ORICON NEWS

『わたナギ』で好演の高橋メアリージュン、「上手いよりも“伝わった”と言われたい」人情あふれる演技で魅了

『わたナギ』演技で感じた“実生活よりもリアル”な瞬間と女優の醍醐味

  • 『私の家政夫ナギサさん』(C)TBS

    『私の家政夫ナギサさん』(C)TBS

――薫を演じるうえで、一番意識されていたのはどんなことですか?

高橋メアリージュン薫がいると空気が華やかになる、明るくなる、そんな存在であるように心がけました。

――薫を観られなくなるのは寂しいです。

高橋メアリージュンそれは私もですよ(笑)。私は演じる役柄に影響されちゃうところがあるので、薫役を演じている間は私生活もすごくサバサバして、毎日明るく過ごせていてとても楽でしたから。 薫役を演じてから、プライベートでお茶に誘われることも増えましたよ(笑)。

――ご自身にとっても素敵なキャラクターだったんですね。女優をやっていて、やりがいを感じるのはどんな時ですか?

高橋メアリージュン演技をしいている最中に、実生活よりリアルな空気の流れを味わえる瞬間があるんです。たとえば、『わたナギ』の第6話で、メイに「薫の優しいところ、芯の強いところ、ちょっとおせっかいなところ、全部見てくれる人絶対いると思うよ」というセリフがあって、「おせっかいなところ」って言われた瞬間に、薫として生きている自分の心にその言葉が浸みこんで、何の計算もなく感情が湧いてきてゾクッと鳥肌が立つような感覚でした。作品ごとに必ず訪れる瞬間ではないんですけど…、それを体感した時は女優をやっていてよかったなって思いますね。

「女優の道はないな」と思っていた10代…自身の辛い経験が女優としての武器に

――ここ数年、年間4〜5本もの作品に出演されています。この人気をどうとらえていますか?

高橋メアリージュンすごくありがたいですね。私は母がフィリピン、父が日本人のハーフ顔なので、女優としては使いづらいタイプと思われやすいんです。だけど、そういうことを気にせずに起用してくださる方や、偏見を持たれていない方がすごく多いという現実がまず、嬉しいです。

――芸能界に入られてすぐ、あるメディア関係者から「女優顔じゃない」と言われたそうですね。

高橋メアリージュンはい。その頃から、モデルをやりながら、女優の道はないなとずっと思ってきました。

――それが今や映画にドラマに引っ張りだこ状態。しかも、演じる役柄が実に幅広いです。

高橋メアリージュンロバート・デ・ニーロやアル・パチーノみたいに、幅広く演じられる役者に憧れているんです。だから、いろんな役をいただけるのはすごく嬉しいです。ハーフ顔は、個性的な役柄が来やすいし、印象にも残りやすいので今はラッキーだなと。

――幅広い役は難しさもあると思います。演技で苦悩したことは?

高橋メアリージュン私は、どこか1点でもそのキャラクターのことを理解できれば、そこから膨らませて演じるようにしています。だけど、『闇金ウシジマくん』で演じた女闇金の犀原茜は、最初はまったく共通点が見いだせずに理解できませんでした。こんなエキセントリックな人を見たことがなかったですし…。ただ、監督に『犀原茜は涙の味がするご飯を食べていたと思うんだよね』って言われて、そこでピーンとつながりました。

――家業倒産による借金の返済や、難病の潰瘍性大腸炎、子宮頸がんを克服するなど、辛い経験も多々されています。そんな人生経験が、演技に役立っていると感じることはありますか?

高橋メアリージュン経験は生きていると思いますね。私は演技がうまいか下手かよりも、『伝わりました』とか『感動しました』と言ってもらえるほうが嬉しいんです。そういうお芝居がしたいので、今後もプライベートではいろいろな経験を積んで、女優の仕事でアウトプットしたいと思っています。

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