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渡辺直美、「のび太の信じる力」に感銘 『映画ドラえもん のび太の新恐竜』インタビュー

『映画ドラえもん のび太の新恐竜』 (C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2020

できるだけハッピーでいたいから

 きれいな水色で丸っこいフォルムの後ろ姿…。思わず「ドラえもん!?」を連想してしまったその人は、タレントの渡辺直美。『映画ドラえもん のび太の新恐竜』のゲスト声優としてアフレコに参加した際、ドラえもんとの写真撮影のために、あえてドラえもんと同じ色の服をあつらえたそう。お団子ヘアアレンジで、ドラえもんがねずみにかじられてしまった耳を再現し、髪飾りはドラえもんの鈴がすずなりに。

 「きょうはファッションも決めてきました。動くたびに鈴が鳴ってうるさいですけど(笑)。公式の場で思いっきり“ドラえもん”を表現できて、すごく楽しかったです」

 いつもみんなを楽しませてくれる渡辺は、自分が楽しむことも大事にしている。

 「できるだけハッピーでいたいじゃないですか。今回、『映画ドラえもん』に出演させていただけて、私は本当にハッピーですね。自分が小さい頃から観てきて、いまでもたまにグッズを買うこともあるくらい大好きな『ドラえもん』。しかも、50周年記念作品! それも、木村拓哉さんと一緒! というのが激アツでしたね」

 2020年は「ドラえもん」の連載開始から50周年。さらに、『映画ドラえもん のび太の新恐竜』は、1980年に公開された『映画ドラえもん』シリーズ第1作から数えて、40作目となる。『のび太の新恐竜』は、のび太が双子の恐竜キューとミューに出会うことから始まる、全く新しいオリジナルストーリー。キューとミューの仲間の恐竜たちを探して、6600万年前の白亜紀を舞台に、のび太たちが大冒険を繰り広げる。
  • ナタリー

    ナタリー

 渡辺は、アニメーション作品では、映画『ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年』(15年)やディズニー映画『リメンバー・ミー』(18年)で声優の経験がある。『のび太の新恐竜』では、怪しい女・ナタリーを演じる。

ナタリー(CV:渡辺直美)
 ジル(声:木村拓哉)と通信をする怪しい女。のび太たちが「謎の島」の秘密を知ることを恐れ、何かあればすぐに確保するよう命じている。
 「実は、ナタリーの登場の仕方が、唇のアップからなんです。一瞬、『これドラえもん?』って思うくらいセクシー。そこで子どもたちは釘付けになるんじゃないかと思っています(笑)。子どもって、ポップでファンシーなものも好きだけど、きれいなお姉さんも好きですよね。男女問わず、あこがれるというか。ナタリーは憧れの的になるんじゃないかしら(笑)。子どもたちの前に、『こんにちは〜』って私が出ていったら、『ドラえもんなんて呼んでないよ、ナタリーお姉さんに会いたい』って言われたらどうしよう(笑)。ま、それくらい愛されるキャラクターになってもらえたらいいなと思います」

 ナタリーはただの“きれいなお姉さん”ではなく、木村拓哉演じるジルと通信し、のび太たちの冒険を密かに監視している、今作の物語の鍵となる役どころ。

 「ドラえもん、のび太、しずかちゃん、ジャイアン、スネ夫のおなじみのチームのわちゃわちゃ感と、ジルとナタリーの“大人”チームのシリアス感と、メリハリがあって面白いんです。もしかしたら、小さなお子さんで、ジルやナタリーを見て、『恐い』って思う子もいるかもしれないですし、少し年齢があがると、“大人”チームの事情をわかってくれる子もいるだろうし。子どもたちの感想も聞きたいですね」

多様性も、協調性も大事だと教えてくれる

 本作の物語では、「のび太の信じる力」に感銘を受けたという。

 「とある芸人さんが、ジャイアンは映画の時は頼もしいけど、それで帳消しにできないくらい普段は意地悪だって言ってたんですけど(笑)、今回のジャイアンも好きだし、しずかちゃんが自分の意見をはっきり言って、かっこいいんですよ。スネ夫はびっくりするくらい変わらなくて、あきれるのを通り越して、好きになりましたね。ドラえもんは、いつものび太の味方ですけど、今回、ドラえもんさえもがのび太にドン引きする場面があるんです。でも、のび太だけが信じて譲らない。その信じる力が逆にすごいなって思いました」

 のび太の「信じる力」は、「頑固」とも言えなくもないけれど、のび太をはじめ、「みんないろんな意見を言って、でも、いざという時はみんなで力を合わせて、すごく素敵だなって思いました」
 今の時代、SNSで自分の意見を発信したり、自分を表現したりできるけれど…、「自分の意見を言える場所って大事だと思う。だからこそ、ネガティブなことをいったり、誰かを傷つけたりするためにSNSが使われるのは、嫌ですね。人それぞれ意見があって、人それぞれの思いがあって、画一的な意見にとらわれずに多様性を認める世界に、徐々になりつつありますけど、まだなってはいないから。相容れないところがあっても尊重できる人に自分はなりたいと思います」

 のび太たちの話をしながら、「多様性も、協調性も大事ですよね」と気づかされていくのが『映画ドラえもん』の魅力の一つかも。
 「小学生の頃は、『ドラえもん、早く道具出してよ。ポケットの中にいっぱい入っているんでしょ』って思っていたけど、中学生くらいになると、『ドラえもんに頼ってばかりいないで、自分でなんとかしなよ!』って思いが湧いてくる(笑)。大人になると、ドラえもんの気持ちがわかってくるんですよね。ひみつ道具で何でもできるはずなのに、そうしないのは、のび太を本当に助けることにならならいとわかっているから。一つだけ道具を与えることで、のび太に乗り越えてもらう。そういうドラえもんの愛を感じるんですよね」

『映画ドラえもん のび太の新恐竜』

<ストーリー>
 のび太が恐竜博の化石発掘体験で見つけた1つの化石。
 絶対に恐竜のたまごだ!と信じたのび太が、ドラえもんのひみつ道具“タイムふろしき”で化石を元の状態に戻すと……生まれたのは双子の恐竜!しかも、未発見の新種だった。
 のび太に似てちょっと頼りないキューと、おてんばなミュー。個性の違いに苦労しながら、親のように愛情たっぷりに育てるのび太だったが、やがて2匹が現代で生きていくには限界がきてしまう。
 キューとミューを元の時代に返すことを決心したのび太は、ドラえもんや仲間たちと共に6600万年前へと出発!
キューやミューの仲間の恐竜たちを探す旅がはじまった。
 ドラえもんのひみつ道具や恐竜たちの力も借りながら、恐竜の足跡を追って進むのび太たちが辿り着いたのは謎の島。
恐竜が絶滅したとされる白亜紀で待ち受ける、キューとミュー、そしてのび太たちの運命とは―――!?
公開: 8月7日(金)
原作:藤子・F・不二雄
監督:今井一暁
脚本:川村元気

キャスト:
ドラえもん:水田わさび
のび太:大原めぐみ

しずか:かかずゆみ
ジャイアン:木村昴
スネ夫:関智一

主題歌:Mr.Children

(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2020

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