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【独占インタビュー前編】田中みな実、写真集発売までは不安で眠れない日々「売れなかったら全国行脚して手売りする覚悟」
「一切の妥協をしたくない」タイトルの直筆文字はカリグラフィーの先生に習い猛特訓
田中みな実表紙のタイトルの文字は、カリグラフィーの先生に教えていただいて、自分で書きました。最初に20パターン以上書体を出してもらったんですけど、どれもしっくりこなくて。昔から頑固というか、決めたことはやり通したいタイプだし、この写真集は一切妥協をしたくなかったので、100%納得いくものにしたかったんです。
――タイトルは手書きなんですね!でも、練習時間もそんなになかったのでは?
田中みな実そうなんです。カリグラフィーのペンを持つのも初めてでした。先生に6時間ぐらい教えていただいて。そのあと何十時間も自主練をして、書き上げました。結果すごく納得のいく文字になったし、信じて待っていてくれた編集さんには本当に感謝しています。
田中みな実撮影も制作も本当に素晴らしいスタッフに囲まれて、どんな仕上がりになるのかが待ちきれず、印刷所までお伺いしました。どんなに素晴らしい写真を撮っていただいても、紙の素材によってはイメージした色味が出ないことがあると聞き、気が気ではなくなって…。
――印刷所まで!なかなかそこまでされるタレントさんいないですよね(笑)。
田中みな実印刷所の皆さんに御礼を伝えたかったのもあるんですけど。そしたら想像以上の素晴らしい仕上がりで、感動してしまって。今まで当たり前のように写真集や本を手にしていましたけど、印刷所の皆さんがいなければ本ってできないんだなって改めて実感しました。微妙な色合いも美しく表現してくださった日経印刷の皆さんにも本当に感謝しています。
「両親が見て恥ずかしいものは作っていない」母からもらった最高の誉め言葉
田中みな実嬉しいです。両親は普段テレビにも出ないし、私もあまりお願いしたことがないんですけど、今回は“露出が多い写真集”っていう情報が独り歩きしている部分もあって。もちろんそう思っていただいてもいいのですが、私は両親が見て恥ずかしいものは作っていないんですよね。だから、胸を張って見てもらいたいなという思いもありました。父に対しては、多少気まずい気持ちもありましたが(笑)。
――ご両親の反応はいかがでしたか?
田中みな実2人とも「写真がキレイだね」って言いながら見てくれました。先日もうちに遊びに来ていた母が、写真集をずっと見ていて。「大丈夫?」って聞いたら、「この写真集はあなたにとっても一生の宝物だけど、私たち両親にとっても宝物。こんな親孝行ないわよ」と言ってくれて、すごく嬉しかったです。
――みな実さんやスタッフさんの想いが、きちんと届いているのだと思います。
田中みな実今回は私だけの作品と言うよりも、関わった全員が全員を想い合っている写真集で。愛情がいっぱい込もっているし、私も生涯1冊だと思って手塩にかけて作った写真集だから、1人でも多くの方に見ていただけたら嬉しいです。とは言え、いまだに本当に買って頂けるのか不安!もし売れなかったら、全国行脚して手売りする覚悟です!