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ORICON NEWS
熱い織田裕二と 新人女優の宮本茉由が共演 『イーデザイン損保』CMの全貌を探る!
コンセプトは「ネット損保をデザインしなおす」
安藤さん おかげさまで、大変盛り上がっております。織田さんには2015年から出演いただいておりますが、これまでの作品と異なり、今作では熱い演技が多いため、そこに注目している視聴者の方が多い印象ですね。
安藤さん 「ネット損保をデザインしなおす」です。ドライバーの皆さんが普段、自動車保険に対して抱いている疑問点や課題を解決していきたい、今後もお客様に寄り添った商品を提供し続けていきたいという決意を込めて考えました。
――コンセプトの発案から、小霜さんは関わっていらっしゃるとお聞きしました。
小霜さん 社名に“デザイン”と入っているのですから、イーデザイン損保は何かをデザインする会社のはずです。そこで「イーデザイン損保は、ネット損保や自動車保険の課題をデザインしなおしていく会社なのだ」というテーマを発案しました。ネット損保を申し込もうと思ったときに社名を想起してもらうことは重要ですが、単に社名を連呼するだけではなく、社名が持っている意味を添えることで、強くターゲットの脳裏に刷り込むことができるということです。
安藤さん CM制作前に、ご契約者様に直接インタビューを行いまして。イーデザイン損保に対して、普段どのように思っているのか、自動車保険に対して改善してほしい点などご意見をいただき、それらをもとに制作していきました。例えば「弁護士費用等補償保険」を全件付帯しているのは、インターネットを通じて販売するダイレクト型自動車保険だと、イーデザイン損保だけなので、CMで描かせていただきました。
当事者の気持ちに寄り添って苦悩する“熱い織田裕二”
小霜さん 織田さんといえば“熱さ”。前作CMまで織田さんは、事故受付の専任担当・真島誠司という役柄でしたが、今作から、イーデザイン損保の新たなサービスを提案していく商品開発部に異動した設定で描いています。僕が今作で見せたかったのは、契約者が自動車保険に抱いている「ここがちょっと変」という想いに対し、当事者の気持ちに寄り添ってこれまでにないサービス開発をしようと努力する社員の姿。CM的にはやや過剰に表現する必要がありますから、織田さんには、悩み過ぎて壁をバンバン叩いたり、髪の毛をかき乱したりと苦悩するさまを演じていただきました。逆の言い方をすれば、あのような熱い演技がハマる人は、織田さんしかいませんし。
原田さん 織田さんといえば、『世界陸上』や『踊る大捜査線』シリーズの熱血漢の印象が強く、そういったイメージともマッチしていると思いました。
――熱い演出に対し、織田さんは?
小霜さん ノリノリで演じてくださいました(笑)。熱い演技は、決してかっこいいものではないですし、ある意味、いじられること前提のものです。織田さんはそこを分かった上で、あえて“熱い織田裕二”を演じてくれました。すごく前向きに仕事に向かい合ってくれる方で、コンテにも監督も僕も気付かない見落としを指摘してくれたり、現場でも控え室に戻らないでずっとモニターチェックしていたり。織田さんの協力には、感謝しかないですね。
ドライバーのSOSに対し、冷静に受け止める宮本茉由が好評
小霜さん ホットな織田さんに対し、受け止める側はクールな方がいいなと。そこでクールビューティーの宮本さんにお願いしました。
原田さん そのアイディアには、弊社も納得でした。熱い織田さんというキャラは当社のイメージとしても良いのですが、そういった社員ばかりいると思われるのも…(笑)。弊社は保険という商材を扱っているので、お客様に信頼していただくのが重要です。オペレーター役として、ドライバーのSOSに対し冷静に受け止める宮本さんの姿は、社内でも評判が良いですね。
小霜さん 撮影を通して、宮本さんは頑張り屋さんだなと思いましたね。CM終盤のスクリーンの前でシーンは、アドリブで演技してもらっていまして。織田さんのアドリブに対し、宮本さんも熱いアドリブを披露したりと、織田さんに食いついていこうとする姿勢を垣間見せていました。一見、クールビューティーに見えますが、内面は熱い人なんだなと感じました。
小霜さん CMファンであれば、楽しめるものはいろいろ散りばめられてます。織田さんが苦悩のあまりバンバンと叩いている壁に「静かに!」と書かれた貼り紙があったり(笑)。周りはちょっと困ってるんでしょうね。なので織田さん以外の社員は平然と仕事をしていたりと、いろいろな裏設定も描いているので、ぜひCMの隅々まで見て、そういった演出を楽しんでほしいですね。
FacebookにYouTube…それぞれメディアに合わせたCMを展開
原田さん テレビCMを軸に、Facebook やYouTubeなどで展開しているのですが、テレビCMの素材をそのまま他メディアに展開せずに、例えばFacebookなら、動画は無音で再生される傾向が高いため、字幕を入れたものを配信したり、YouTubeの場合はスマホで視聴する人が多いため、画角をあらかじめスマホサイズに合わせたものを流したりと、それぞれのメディアに合わせてCMを展開しています。弊社の商材は、インターネット上から申し込みができる保険なので、テレビをあまり見ないお客様や、普段からネットを活用するお客様に知ってもらえるよう、工夫を凝らしています。
小霜さん さまざまなメディアの画角に合わせられるよう、撮影時から、長方形と正方形バージョンで撮りました。結果、50パターン以上制作しましたね(笑)。またテレビCMは15秒ですが、WEBは縛りがないので20秒ぐらいで展開し、織田さんの苦悩を長く見せるなど調整しています。
安藤さん コンセプトである「ネット損保をデザインしなおす」は、まさに弊社が抱えている宿命だなと感じています。弊社にとって2019年は、開業から10年という節目の年でもあります。自動車保険に入りたいと思ったときに、イーデザイン損保を想起してもらえるように、これからもCMを通して新しい商品やサービスを提案していくことができればと思います。
2009年に設立された東京海上グループのネット損保『イーデザイン損保』。現東京海上日動火災保険の前身の東京海上保険会社が1914年、日本で初めて自動車保険の販売を開始したのをきっかけに、以降100年を超える経験と事故対応実績で培ったノウハウを注ぎ込んでつくられた。