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“アルパカ姿”も話題、綾瀬はるかがデビュー18年でも変わらずCM起用続くワケ
『セ・パ交流戦』のアルパカCM、着ぐるみで歌う姿が話題
CMがオンエアされると、SNS上では「綾瀬はるかが可愛すぎる」「綾瀬さんが口ずさむ歌声が頭のなかから離れない」「30歳過ぎてなんであんなに着ぐるみが似合うんだ」「ホッコリしかしない」というコメントが相次いだ。
このCM以外にも、グリコ『ジャイアントコーン』の「ハッピーチャージ篇」では、お笑い芸人・ダンディ坂野とコラボして可愛らしい「ゲッツ!」を披露。『コカ・コーラ クリア』の新CM「コカ・コーラ クリア 爽快な音」篇では、額に汗をいっぱいにかき、扇風機に「アー」と声を当てながらコーラを飲み干す姿を見せたりと、心からその状況を楽しんでいるような“無邪気さ”が印象に残る。
一方で、SK-UやANAの「ANA HAWAii」篇など大人の女性を描いたCMでは、上記のような無邪気さ、愛らしさも垣間見せつつ、30代の等身大の女性の魅力も表現するなど、ふり幅は大きい。
大河や紅白で露出増、CM女王・上戸と並ぶ起用社数に
そして2015年、9社に起用されて5位にランクインすると、翌2016年もその位置をキープ。さらに2017年には、これまで何度もCM女王に輝いてきた上戸彩と同じく、10社の企業とCM契約、3位にまで浮上している。
入れ替わり激しいCM界、安定的な需要が物語るポテンシャルの高さ
同じように、長く多くのCMに起用されている女優に上戸がいるが、彼女の場合、母親になり、年齢と共に求められる役割も変わってきている。一方で綾瀬は、年齢は重ねたものの結婚や出産など、自身を取り巻く環境にあまり変化はなく、企業にとってみれば、その安定感は歓迎すべきものとなる。もちろん、年輪を重ねても変わらぬイメージを保ち続けることは、並大抵のことではない。
“重厚感”より“親しみやすさ”、デビューから18年でも落ちない鮮度
これまでのキャリアを振り返ると、大河ドラマをはじめ、連続ドラマや映画で主演を務め、『NHK紅白歌合戦』の紅組司会も行うなど、その知名度は全国区だ。女優としても安定感があり、演技力も高く評価されている。このクラスの女優ともなれば、ある意味で“重厚さ”が備わってくる時期であるが、綾瀬には良い意味での“軽さ”“親しみやすさ”がある。
変わらぬ無邪気さで老若男女から愛される…吉永小百合に最も近い存在に?
一例に、コカ・コーラの「平昌2018冬季五輪応援キャンペーン」の際のエピソードがある。CMで共演した高橋大輔と共に登場した綾瀬は、会場に設置されたスケートリンクでスケートを滑るシーンを披露することになったのだが、高橋から滑りを賞賛されると調子に乗り、狭いリンクでスピードを上げ壁に激突してしまうというハプニングを起こした。高橋も「怖いもの知らずですね」と苦笑いを浮かべていたが、綾瀬は素でその場を楽しみ、テンションが上がっているように見えた。
こうした“無邪気”な親しみやすさこそが、綾瀬のフレッシュさを保つことに大きく影響しており、老若男女問わず、多くの人から愛される理由なのだろう。年齢、タイプこそ違うが、年を重ねていくにつれ、日本を代表する女優・吉永小百合のような存在になっていく可能性は大いにある。
企業からもウケは抜群、環境変わっても安定した人気は続く
一方で、親しみやすく天然なパブリックイメージとは違う、女優としての現場でのストイックさや、身体能力の高さ、頭の良さを評価する関係者も多く、さらなる新しい魅力が掘り起こされる可能性もある。
何層にも重なっている綾瀬の魅力は、今後、結婚、出産等の大きな環境の変化があっても、それがプラスアルファとなることは間違いないだろう。
(文:磯部正和)