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サンリオの異端キャラ“アグレッシブ烈子”が海外で大人気 その訳をサンリオ広報に聞いた
日本は10位圏外、アメリカ・ヨーロッパ各国ではTOP3入賞という人気
3位に“YOSHIKITTY”がランクインし話題となった『2018年サンリオキャラクター大賞』の中間発表では、国内での順位は10位圏外となったが、国外ではアメリカ3位、ブラジル1位、イギリス1位、イタリア2位、ドイツ2位、フランス2位、アラブ首長国連邦2位と軒並み上位を獲得。その結果を受けTwitter上では、「東アジア以外での謎のアグレッシブ烈子人気」「アグレッシブ烈子って何者なんだ…地味に海外人気が結構あるのだが」などと、日本のサンリオファンがザワついている。
“アグレッシブ烈子”が海外で火が付いたきっかけはYouTubeにアップした英語字幕版
YouTubeにアップした英語字幕の動画がきっかけとなって知られるようになり、Netflixのアニメ配信がさらに人気を後押ししているようだ。さらに、「Netflixオリジナルアニメ配信後、アグレッシブ烈子のフォロワー数が増えたり、アメリカ以外の欧州・南米からも問い合わせが来るなど、想像を超える反響がございました」とサンリオ広報ですら想定外の人気に圧倒されている。
ちなみにアグレッシブ烈子のTwitter公式アカウントは、国内の“アグレッシブ烈子”のフォロワー数、約1万4千人に対し、海外アカウント“Aggretsuko”は約2万4千人と、国内、国外での人気の違いを裏付けている。海外では、登場キャラのコスプレやアグレッシブ烈子のタトゥーを入れる人なども続出しており、その熱狂ぶりが伺える。
日本女性だけじゃない 女性の仕事に対する不満は万国共通
また“Aggretsuko”の動画を見た海外の反応を見ると、「20代前半の頃のオフィスでの日常を思い出したわ」「本当に私の様だ」「私もデスメタルのカラオケで怒りを発散したいわ」など共感の声が相次いでいる。アニメに描かれるような仕事への不満や苦痛は万国共通であるのだ。また、サンリオの代名詞でもあるハローキティは女の子たちの“幻想”を描いているのに対して、アグレッシブ烈子は女性たちの“現実”を描くことで、全く違った視点から世界中の女性たちの支持を集めているのも興味深い。
“メタル”と“ジャパニーズコンテンツ”のコラボは海外では鉄板
アグレッシブ烈子の海外での活躍ぶりを広報に伺うと、「コラボバッジやコラボキャップ、iMessageのステッカー配信。5月にはロサンゼルス最大のCDショップ“Amoeba Music”とコラボイベントを開催し、アグレッシブ烈子の限定グッズを販売しました」(サンリオ広報)。ほかにも、アメリカのスケートブランドとのコラボ動画や、ハローキティやぐでたまといった人気キャラクターに並んで、アグレッシブ烈子デザインのカラオケルームが展開されるなど、アグレッシブ烈子旋風はまだまだ吹き荒れそうだ。