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ORICON NEWS
『第10回 好きな司会者ランキング』
初の1位獲得! 自然体の美学と博識ぶりでタモリブランドは衰え知らず
実際に『ブラタモリ』(NHK総合)は2016年6月4日放送の「伊勢神宮」回で番組歴代最高視聴率の18.6%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を筆頭に、15%以上の高視聴率を連発。タモリは全国津々浦々まで訪ね歩き、どの場所でも地元民以上の情報まで知り尽くす博識ぶりを披露している。そんな功績もあり昨年、同番組は『第68回NHK放送文化賞』を受賞。4月からは5代目アシスタントとして東京芸大卒の林田理沙アナが参加するのも話題だ。林田アナは2月21日の会見で「タモリさんからは『仕事をするな』と。普段どおり、肩の力を抜いてやればいい」と助言を受けた。その言葉からも、焦らず力まずに自然体を大切にするタモリの生き様が透けて見えるようだ。
そんな軽妙洒脱の趣味人でもあるタモリは「鉄道」「ジャズ」「坂道」などに造詣が深く、『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)でその好事家としての知性を発揮。だが、必ずそこにユーモアを交えて語り、押しつけがましくならないのも人徳と年輪のなせる技だろう。『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)でも、アーティストを相手に一歩引いたような視点から冷静な司会進行をしているが、「安心感がある。どんな人や話題にも対応できる」(福岡県/50代/男性)と高評価。落ち着きのある姿勢に「飄々としていながら、時折ユニークで、人を悪く言わないから」(兵庫県/40代/女性)、「とても博学で話を聞いていると勉強にもなるし、コミカルで面白い」(岡山県/20代/女性)と老若男女から支持されている。昨年の特番出演は『NHKスペシャル シリーズ人体 神秘の巨大ネットワーク』程度だが、視聴者はさらにメディアに登場する機会を待ち望んでいる。
62歳でもハイテンションを維持! チャレンジを忘れない“お笑い怪獣”が2位
さらに『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)で、珍説を語る大学教授など文化人をイジリたおしながら、最新の雑学知識を吸収。『さんまのお笑い向上委員会』(同局系)では、若手芸人の新たな魅力を発見するなど、62歳を迎えてなお、第一線でバラエティ界をけん引している。だが、関西出身のルーツも大切にし、1976年から続くラジオ『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)、1990年開始の関西発の番組『痛快!明石家電視台』(毎日放送)に出続けているのも、さんまのヒューマニズムと義理堅さを象徴している。それだけでなく、近年は音楽番組『明石家紅白!』(NHK総合)で若手アーティストと共演し、『さんまの東大方程式』(フジテレビ系)で東大生をイジるなど常に新たなトライも忘れていない。
そんなさんまに視聴者は「どんな人を相手にしても面白くできるし、それによって意外な魅力を引き出したりしているのですごいと思います」(愛媛県/30代/女性)、「若手のミスも笑いに変えられるし、何でも面白くしてしまう。バラエティに関してはこの人を超える司会者はまだいないと思う」(島根県/20代/男性)と絶賛。「明るくいつもどんな場面楽しませてくれる。生きてるだけでまるもうけと思わせてくれる」(兵庫県/30代/女性)とさんまの名言を挙げた意見もあった。さんま本人は「ワクワク死にたい」を新たな座右の銘としており、今年の『さんタク』(フジテレビ系)ではInstagramデビューも。さんまの人生を謳歌する姿勢はこれからも多くの人を魅了していくはずだ。
的確なコメント力と気遣いでレギュラー8本! “電波芸者”の覚悟を決めたマツコ
有吉弘行と名コンビぶりを見せる『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)、関ジャニ∞・村上信五とタッグを組む『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)などレギュラー番組を8本持ち、いずれも高視聴率を記録。『夜の巷を徘徊する』(テレビ朝日系)では、街を歩きながら、「お邪魔してごめんなさいね」と声を掛けながらロケを敢行。キツめのイジリと意外な丁寧さの2面性で視聴者の心をぐっとわしづかみにしている。
昨年末には体調を崩したが、無事に復帰。1月放送の『ミヤネ屋』(日本テレビ系)にゲスト出演した際には「テレビに魂を売った。テレビにすべてを捧げる人生を覚悟した。生まれてから、ここまで求めてくれて、評価してくれた人たちはいなかった。その求められる気持ちに応えたい」と“電波芸者”としての決意を新たにしていた。
そんなマツコは10代から2位、20代から1位と若年層が支持。「誰とでも仲良く、楽しそうに仕事をされるから。マツコさんの毒舌ではあるけどちゃんと優しいところが好き」(福島県/10代/女性)、「物知りで聞いていて納得する話が多く、なおかつ、面白いから」(鹿児島県/20代/男性)と博識を活かした的確なコメントを評価されている。もちろん人生経験を積んだ世代からも「コメントに素直に納得できたり、共感できることが多いから。ゲストそれぞれに気遣いが出来る点も安心して見ていられる」(石川県/40代/女性)と “共感力”を備えた発言が認知されている。
『紅白歌合戦』で男を上げた内村光良、ファミリー感溢れるMCで10代支持は1位に!
第4回、5回で1位に輝いているくりぃむしちゅーの【上田晋也】は昨年の8位から1ランク上げて7位に。『しゃべくり007』(日本テレビ系)、『くりぃむクイズ ミラクル9』(テレビ朝日系)などのコンビの仕事のほか、スポーツニュースの『Going!Sports&News』(日本テレビ系)、『上田晋也のサタデージャーナル』(TBS系)など報道・情報番組も評価が高い。「アスリートが楽しそうにインタビュー受けてるので」(北海道/40代/女性)との声のほか、「ツッコミが鋭くて面白い」(東京都/30代/女性)と得意の“例えツッコミ”が人気の秘訣だ。
10位には日本テレビの【桝太一】アナが初めて10位内にランクイン。ORICON NEWS『好きなアナウンサーランキング』 “男性編”で2016年に5連覇を達成し“殿堂入り”を果たしている。「庶民的で東大を出ているのに少し間抜けなところが親近感がわき応援したくなります」(神奈川県/40代/女性)と意外な庶民感覚で人気を呼んでいる。
希少性と枯渇感からタモリが1位を獲得した今回のランキング。そのタモリに続いて、『バイキング』(フジテレビ系)で新たな“昼の顔”となった坂上忍のほか、『FNS27時間テレビ にほんのれきし』(フジテレビ系)でビートたけしと共演するなど“ポスト中居正広”の呼び声もある関ジャニ∞の村上信五などもMCとして注目されている。来年の同ランキングには、更なる“新顔”も続々とランクインすることになるかもしれない。
【調査概要】
集計期間:2018年2月13日(火)〜2月19日(月)
調査対象:合計1000名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代〜50代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ
集計期間:2018年2月13日(火)〜2月19日(月)
調査対象:合計1000名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代〜50代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ
第10回 好きな司会者ランキングTOP10
タモリ(↑昨年2位)
- 相手の良さを引き出すトークがとても上手(北海道/10代/女性)
- とても博学で勉強にもなるし、コミカルで面白い(岡山/20代/女性)
- 物事を客観的に見れ独自の見解も持っている(神奈川/30代/男性)
1
明石家さんま(↑昨年3位)
- 若手のミスも笑いに変え、何でも面白くしてしまう(島根/20代/男性
- 毒がなくとても安心して見ていられる(東京/30代/男性)
- どんな相手でも面白くし、意外な魅力を引き出す(愛媛/30代/女性)
2
マツコ・デラックス(↓昨年1位)
- 言いたいことを言ってくれるからすっきりする(和歌山/10代/女性)
- 悪口言わず媚びず、はっきり言いフォローもする(香川/20代/女性)
- 毒舌がほどよくてよい(栃木/20代/男性)
3
内村光良(↑昨年5位)
- 安定感があり番組がアットホームな雰囲気になる(愛知/20代/女性)
- ゲストが誰であれ優しい対応で笑いに持っていく(埼玉/30代/女性)
- ほのぼのとした雰囲気が好き(北海道/50代/男性)
4
中居正広(↓昨年4位)
- 出演者に上手く話を振り場を盛り上げるのが上手(大分/10代/女性)
- 相手のキャラに合わせ様々な司会をして尊敬(滋賀/20代/女性)
- 裏表がないし的確(神奈川/40代/男性)
5
第10回 好きな司会者ランキング 世代別 TOP5
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