◆藤ヶ谷太輔◆ 命中率120％のセクシー爆弾 ドームの中心で恋心を叫ぶ

　冒頭の映像から上半身裸のサービスショット。投げキス、ウインク、指差しと多彩な“決めポーズ”はメンバー内でもダントツの破壊力を誇る“絶叫の仕掛け人”。その攻め方は直球というよりは変化球だが、女心を瞬時に見抜き、期待のさらに上をいくリアクションは、まさに（『キスマイBUSAIKU!?』での）“不動のキング”の風格が。ソロ曲「You’re Liar」では、黒スーツでハードなダンスを決め、盗撮風の映像と相まって、むせ返るような生っぽいエロスがドームに充満。歌唱力も、年々深みを増している。

◆玉森裕太◆ ピュアさが弾けるスイート爆弾 ドームの中心で感謝を叫ぶ

　可愛いとカッコイイの振り幅の大きさにかけてはジャニーズでもトップクラス。昨年の宮田とのBLなユニット曲から一転、セルフプロデュースしたというソロ曲では全身白衣装で、EDM曲「ALIVE」を歌い踊った。彼らしい繊細な表現もあるが、どんどん男っぽさやパワフルさも備わって、成長のその先が全く見えない楽しみが。年々声量も上がり、歌への情感の込め方も豊かになり、表現者としての幅は広がるばかり。強気なところがない分、その透明感の中に引きずられるような独特の魅力は相変わらずだ。

◆二階堂高嗣◆ 煽り番長はハッピー爆弾 ドームの中心で幸せを叫ぶ

　身体能力の高さを生かした軽快な動きと、その場の空気をうまくすくい上げ、笑いを導く天性のハッピーセンサーで、会場をヒートアップさせる才能に長けた天然チアリーダー兼キスマイのムードメーカー。ソロ曲「ジョッシー松村のSCREAM」では金髪の女装姿でジャニーズJr.とともにチアリーダー風のダンスを披露し、会場を爆笑の渦に。とはいえ、ダンスの切れ味はさすがプロ。唸る。「派生ユニットの舞祭組もよろしく！」と、挨拶では舞祭組愛も叫んだり。誰よりもその場を楽しむ才能が開花しまくり。

（文／菊地陽子）