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「PERFECT HUMAN」後のオリラジの行方は?対照的なピン活動が目立つ中田と藤森
「PERFECT HUMAN」でオリラジ再々評価、波に乗る個人活動
「そのバッシングさえも、中田さんの戦略通りといった感はあります。叩かれてなんぼ、くらいのことは中田さんは理解しているでしょう。一方で、うまく波に乗っているのが藤森さん。相変わらずテレビに出まくってますが、ここにきて『PERFECT HUMAN』での上手すぎる歌とラップが評価されながら、情報番組ではチャラメガネキャラを2ndブレイクさせ、インスタは40万フォロワーを超えるなど、若者の“トレンドセッター”的なポジションを確立しています」(エンタメ誌編集者)
“次”を模索するコンビの苦悩?新ネタへの期待が高まる
そんなそれぞれの個性的なキャラクターを売りにしたピン活動は、これからも増えていくのだろうか。たしかにふたりとも、ピンで生き残っていけるだけの技量も人気も十分に備えている。ここ最近では、お笑いステージにはオリラジとして立ってはいるものの、メディアを通したコンビとしての活動は減っており、個々の活動にシフトしているようにも見える。
「ふたりはお互いに固い絆で結ばれているようですし、解散はないでしょう。武勇伝にしても『PERFECT HUMAN』にしても、中田のネタと藤森のパフォーマンスがあってブレイクしているわけですから、コンビとしてお互いを必要としています。ただ、たしかに『PERFECT HUMAN』のあと、考えることがあってなのか、殺到していたメディア取材をほとんど受けていなかったようです」(前出・編集者)
芸人としての確かなウデがあり、「PERFECT HUMAN」という異色のスタイルのネタを大ヒットさせたオリラジは、“大作”を生み出してしまったがゆえに、さらなる進化系オリラジを見出さなければならないという“次への苦悩”に陥っているのかもしれない。
戦略家の中田と脳天気で多芸な藤森。対照的なキャラクターを活かした個人活動が目立つふたりだが、共通するのは、生き馬の目を抜く芸能界で浮き沈みを繰り返し、確固とした芸のウデを身につけ、人間的にも成長を遂げ、芸能界を生き抜く本能が研ぎ澄まされていること。そんなふたりのタッグだからこそ、熾烈な争いが繰り広げられる戦場でもあるお笑いシーンのなかで、ひときわ強烈なインパクトを残しているのだろう。
それぞれの個人活動を経ての新たな化学反応によって生み出されるであろう、オリラジの新ネタ、次なる姿への期待は高まっている。“斜め”から笑いに迫った「PERFECT HUMAN」とは異なる、純粋な真っ直ぐのお笑いを打ち出してくるのだろうか。オリラジの帰還が待ち遠しい。