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若さだけが武器じゃない! バラエティで重宝される“ベテラン女性アナ”の底力
“MCがいじりやすいお局様”というキャラクター
テレ朝の大下アナは『中居正広のミになる図書館』に出演した際、同じくゲスト出演した新人・田中萌アナの研修をしていた『〜ミになる図書館』進行役の清水俊輔アナについて、「研修が終わった時に涙を流していた。そんな新人初めて見た」と暴露。その後、清水アナへのマジ説教が始まり、番組は爆笑の渦に包まれた。
デキる女の私生活は意外にも… 素顔との“ギャップ感”が魅力
ベテラン女性アナの方も、ニュース番組などでの真面目で少々固いイメージが定着しているぶん、“意外な私生活を持っていた”、“実は天然だった”など、キャリアウーマンの裏に潜めた素顔とのギャップが魅力に。『今夜くらべてみました』では、夫婦の馴れ初めや学生時代の思い出を少女のように語る豊田アナについて、岩本アナが「こんなにチャーミングな人と分かるまで2年かかりました」と話していたが、視聴者もようやく、ベテラン女性アナの別なる魅力に気づき始めたのかもしれない。
“禁断の女の園”をのぞき見するような、女性同士のヒリヒリするような見えない対立感も刺激の要素。だが番組を観ていれば分かるが、その根底にはベテランと若手の深い“師弟愛”が流れている。オーストリアの女流作家・エッシェンバッハは「若い時は学び、年をとって我々は理解する」と語ったが、彼女らの“師弟愛”もこれが体現された心地良い相互関係の中にあるように感じられる。
(文:衣輪晋一)