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石川恋インタビュー『むき出しの感情で芸能界をひた走る2015年最注目タレント』

 劇場版も大ヒットした『ビリギャル』原作のカバーモデルを務めたタレントの石川恋。それまでの金髪を黒髪に染め出演した『有吉反省会』では実は“ギャル”ではなく純真な女の子であったことを懺悔し話題に。そんな人気急上昇の彼女に取材を敢行し、その内面に迫った。

色々なオーディションを受けてもことごとく落ちて…

――今、もっともブレイクの予感を感じさせる石川恋さんの登場です!
石川恋ほんとですか〜(疑いの目)。私自身、全然そんな実感がないんですけど…。

――いやいや、映画も大ヒットした『ビリギャル』原作本のカバーモデルを務めて、『有吉反省会』では金髪から一変して清楚な黒髪を披露し話題になりましたよね。
石川確かに、ツイッターやブログの数は凄く増えました! 数字として結果が表れたときは「あぁ、今、人生の中で一番注目されているかも!」って(笑)。でも、そう思うのは一瞬ですね。

――アハハハハ! 冷静ですね(笑)。
石川自分がまだ芸能人だという自覚がないんです。もともと芸能人に対する憧れもあまりなかった方だと思うんです。ただ、モデルさんへの憧れは凄くありました。中高生の頃からたくさんファッション誌を買っていましたし、高校の頃に栃木から上京して東京ガールズコレクションを観てさらに衝撃を受けて。

――あの空間に憧れた?
石川そうですね。モデルさんが凄くカッコ良かったし、モデルさんとお客さんの一体感にも圧倒されて。3万人の視線が自分ひとりに集まるってどうな気持ちなんだろう?って。ただ、自分が同じようなことを出来るとは全く思わなかったですね。

――あくまで観るものだったと?
石川はい。大学に進学してからもしばらくは学校とバイトだけの生活でしたので。その年の10月に今の事務所にスカウトされてからですね。

――ただ、事務所に所属した当初は全く仕事もなかったそうですね。
石川全く無かったです! だから、最初から「甘い世界じゃない」ということは実感しました(笑)。ただ仕事を始めてから憧れが目標に変わって、そこからモデルへの思い入れが凄く高くなっていったんです。「仕事がしたい!」って。

――そして色々なオーディションも積極的に受けたと。
石川でもまったく通らなかったですね。ホントに打ちのめされました(笑)。マネージャーさんからも「痩せろ!」って散々怒られたし。

――2ヵ月で5キロくらい落としたんですよね。
石川はい。専属モデルのオーディションがあって、事務所からも「最後のチャンスだから」って言われていたので、1日にゆで卵1個とかで生活してたり。

――うわ〜。体壊さなかったんですか?
石川壊しました(笑)。最後のラストスパートで胃腸炎になってしまって。免疫力がガタ落ちだったらしくて(笑)。ホント、過度のダイエットはおススメしません!

――経験者が語る(笑)。しかも、それだけ死にもの狂いで頑張って、結局通らなかったんですよね。
石川…はい(笑)。

『ビリギャル』表紙の顔は内面にあった怒りなんです

――努力が必ず報われるワケじゃないって、その時直面したじゃないですか? その時、どんな気持ちだったんですか?
石川その時は、もう諦めようって思いましたね。事務所に入って、ちょうど1年経っていてことごとくダメだったから向いてないって理解出来たので。だから、学業に戻って語学留学も決めてたんです。

――普通の女の子に戻ろうと。
石川はい。ただ、そのタイミングで『ビリギャル』の表紙モデルの仕事が来て……ただ、そのときはここまで大きなことになる仕事だとは思っていなくて、留学の準備とかも進めていたし。

――じゃあ、最後の思い出として記念にやっておこうみたいな気持ちだったんだ。
石川そうですね。ずっとギャル系雑誌のオーディションを受けていたので、金髪だったんですよ。でも、ことごとくダメだったので、諦めて黒髪に戻したんですね。そしたら『ビリギャル』の仕事が決まったので、3日で金髪に戻して(笑)。

――アハハハハ! 髪をいじめますなぁ(笑)。
石川「もうギャルはやめよう…」って思っていた直後に(笑)。

――あの表紙の石川さんって、凄い眼光じゃないですか? 世間に対する怒りがこもってると言うか(笑)。原作の主人公も同じようにフラストレーションがたまっていた少女の話だったので、“寄せて”いたのかなって思っていたんですけど、あれは本気の怒りの表情だったんですね。今、話を聞いていてわかりました(笑)。
石川アハハハハ! そうですね(笑)。悔しさだったり怒りだったり……どうせ最後だって決めてたので、思いっきり自分の内面にあったフラストレーションを表に出してみようって。

――実際、あんな金髪の女の子に睨まれたら、ちょっと目そらしちゃいますよ。
石川やさぐれてたんでしょうね(笑)。何をやってもうまくいかないし、ダイエットも結局も無駄になったし、体調も崩して肌もボロボロだし。演技ではなくて本当の私、リアルな表情が出たんだと思います。

――決して挫折が無駄では無かったんですね。鬱屈した気持ちを貯めに貯めたからこそ、あの写真になったというか。
石川本当にその通りだと思います……あの時の私にしか出せない表情が見せられたなっていう気持ちはありますね。
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