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明菜に続き復活が望まれる “伝説の歌姫”たち 音楽シーンの起爆剤にも
中森明菜、4年3ヶ月に及ぶ沈黙を破り完全復活へ
ストレスによる免疫力低下で体調を崩して以来、入退院を繰り返し、2010年10月の活動休止以降、公の場に姿を見せることは一切なかったが、ベスト盤や再発盤がコンスタントに売れ続け、根強い人気の高さを証明していた。そして今年8月にレーベルの枠を超えて発売されたベストアルバム2作『オール・タイムベスト −オリジナル−』(最高3位)、『オール・タイムベスト −歌姫(カヴァー)−』(最高7位)が8/18付で同時TOP10入り。11月15日放送の彼女を特集したNHK『SONGS』も過去映像が中心だったものの好視聴率を記録した。復帰待望論が高まっていたなかでの「2015年、歌姫復活」という報せに、SNSなどでは多くの喜びのコメントが寄せられている。
数十年経っても復帰を願う声が止まない歌姫たち
また、1972年発売の「喝采」が大ヒットしたちあきなおみも、復帰待望論が止まない歌姫だ。1992年に夫・郷えい治さんと死別して以降、全ての芸能活動を休止しているが、各社からベスト盤がコンスタントに発売されており、中には1万枚を超えるセールスを記録する作品もあるなど、その人気はいまだに衰えるところを知らない。彼女の魅力は、何といってもずば抜けた歌唱力。故・美空ひばりさんに並ぶ天才歌手として、日本の歌謡史に輝かしい爪痕を残し、「またあの歌声を聴きたい」と願う人は多い。
1990年代後半〜2000年代を席巻した宇多田ヒカル
こうした伝説の歌姫たちに共通しているのは、誰にも取って代わることのできない唯一無二の歌声、何より他者を寄せ付けない圧倒的な“スター性”の持ち主だということだろう。音楽業界が全体的なセールスの落ち込みを見せるなかで、シーンを引っ張っていけるような大スターは久しく生まれていない。だからこそ歌姫たちの復帰待望論が生まれるのであり、リスナーもカリスマ性を持った歌姫の登場を待ち望んでいるのだ。