a-nation stadium fes. 1日目
フレッシュな顔ぶれから10年選手まで、5万5000人が湧いた熱狂のステージ
2番手は、ステージ下から異なる原色のカラフルな衣装に身を包んだ氣志團が登場。1曲目「One Night Carnival」からエンジン全開でかっとばし、「俺たちがお前らの運命の相手、We are氣志團です。あいにくの曇天模様だけど、関係ねえよな。雨なんて関係ねえよな」と、バンドサウンドを基調としながらも、ユーモアあふれたステージングと綾小路翔のMCでお祭りモードを上昇させた。「氣志團は今年の4月、フジテレビ系月9ドラマ『極悪がんぼ』の主題歌をさせていただきました。結成17年、デビュー13年、約150年ぶりにオリコンランキング、トップテンに入りました。たった1週だけど、「アナ(と)雪(の女王)」を抑えました!」と誇らしげに報告したあと、「カモンといったら、ニャーと振付けをしてください!」とレクチャーし、番組の主題歌「喧嘩上等」を披露。「夏の終わりはこれしかねえだろう。一緒に歌おう!」と湘南乃風の「Lotus」をカバー。5万5000人がタオル回しをする中、ステージには真っ赤なうちわを手にした裸のダンサーたちが現れ、氣志團らしい放送コードギリギリのパフォーマンスを展開。「火着いちゃったから止められねえ!」とこれまた湘南乃風の「睡蓮歌」をおもむろに歌い出す綾小路翔。しかし、予定外の楽曲にスタッフが綾小路を抱え上げてバックステージへと退場させ、氣志團のライブは強制終了となった(笑)。
続いてSHOOTING ACTとして、男性2人組のBREATHEが登場し、「大切な人へのラブソングを聴いてください」と「君が好きで」を披露。情感こもった歌声、息の合ったハーモニーに観客は酔いしれた。
真紅のライトがステージを照らし出し、Acid Black Cherryが姿を現すと、一気に荘厳かつ妖艶な世界観が会場を包み込む。1曲目の「君がいないあの日から」では、重厚なサウンドとYasuの感情を吐露した伸びやかな歌声で観客を引き込むも、「少女の祈り」ではテンポを加速させ、彼らのライブで恒例の観客のヘッドバンギングもみられた。「『a-nation』にお集まりのみなさまこんばんは。2年ぶりの出演をさせてもらってます。見ての通り、THE ビジュアル系です。どうもすみません!今日の出演が決まって、ラインナップを見たときに、完全アウェーやどうしよう〜って思ったのですが、みなさんが温かい歓声を送ってくださって、それまでめっちゃ緊張していたんですけど、よかったです。ちょっと元気よかったビジュアル系のABCと思っていただければうれしいです」とMCではサウンドと対照的な親しみやすさを見せ、「雨に負けずに、お前らを濡らしてやるからな〜」と、「君がいない、あの日から」や「黒猫〜Adult Black Cat〜」とハイスピードで畳み掛け、ビジュアル系バンドの重鎮的存在の彼らならではの魅せる、聴かせるステージで会場を盛り上げた。
シークレットで三代目も登場!トリのBIGBANGで熱気も最高潮に!!
そして、シークレット出演となった三代目J Soul Brothersが紹介されると、思わぬサプライズに割れんばかりの大歓声が場内に沸き起こった。「いくぞ!」(登坂)とアッパーエレクトロチューン「R.Y.U.S.E.I」からキレのあるダンス、派手な演出を次々と繰り出し、観客を圧倒。多数のダンサーとともに巨大なステージを埋め尽くし、日本を代表するダンスボーカルグループとして進化した姿、貫録さえ感じさせた。息つく間もなく立て続けに楽曲を披露していき、場内を三代目J Soul Brothersカラーに染め上げていくメンバーたち。パフォーマンスでしっかりと印象付けるのみならず、タオル回しや観客との「a-nation〜!!」(今市)との掛け合いなど、全員で一緒に楽しむことを心がけたステージングで観客と心をひとつに。また「BURNING UP」では、GENERATIONS from EXILE TRIBE、さらに「FIGHTERS」ではEXILEのSHOKICHIとSWAYという強力なサポート陣を得てステージに華やかさと迫力を増長させた。しかし、ここだけでサプライズは終わらず、なんとラストナンバーの「24Karats」では、DOBERMAN INC、EXILEのTAKAHIRとNESMITHがボーカルとして加わり、EXILE一族の強靭な絆も感じさせた。
黄色と赤の王冠のペンライトの光が場内に灯る中、29日のヘッドライナーを務めたBIGBANGがステージに登場すると、ワンマンライブさながらの爆声が鳴り響く。「WHAT'S UP!JAPAN!!」(G-DRAGON)と叫び、1曲目「TONIGHT」からフルスロットル。1人ひとりがパートを歌い、スクリーンにアップになるたびに、5万5000人の熱狂がステージに向けられる。そのまま「HANDS UP」に突入し、カラフルな炎が燃え上がる中、ステージ左右、花道を自由に行き来し、各々のスタイルでライブを楽しむ5人。「2年前にも『a-nation』のステージに参加しましたが、今回の『a-nation』にはトリとしてBIGBANGが登場できてうれしいです」(V.I)、「本当に夢みたいです。うれしすぎて、何もしゃべれないぐらい(笑)」(D-LITE)、「熱いです。みなさんお久しぶりです。今日は最後まで楽しんでください!」(T.O.P)、「来てくれてありがとうございます。みんな最後まで遊びましょう!」(G-DRAGON)、「みなさまおに会いできて本当にうれしいです。最後まで楽しんでください!」(SOL)と1人ずつあいさつしたあと、「FANTASTIC BABY」で大暴れすると、5人の額、全身に尋常じゃない汗の雫が流れ落ちた。HI HOPチューンの「HOW GEE」、パーティチューンの「Feeling」で観客のハンドクラップに包まれると満面の笑みを浮かべるV.I。「もっとテンション上げていこう!」と「ガラガラGO!!」を披露。「『a-nation』最高!すごい!」(V.I)とまるでワンマンライブさながらの光景にメンバーのテンションは最高潮に。
「HOW GEE」、パーティチューンの「Feeling」で観客のハンドクラップに包まれると満面の笑みを浮かべるV.I。「次の曲は味の素スタジアムに集まったみなさんとBIGBANGの5人で一緒に歌いたい曲です」(V.I)と、「Haru Haru」を一変して椅子に座ってしっとりとパフォーマンス。目を閉じたり、立ち上がり全身で感情を露にしながら歌に集中するメンバーたち。観客との大合唱を行った後は、「HOW GEE」、パーティチューンの「Feeling」で観客のハンドクラップに包まれると満面の笑みを浮かべるV.I。「みなさん手をあげてください!」(V.I)と「BAD BOY」で緩やかなグルーブに包まれ、「声をきかせて」では、D-LITEとT.O.P、G-DRAGONとSOLとV.Iにわかれ、BIGBANGトロッコに乗って場内を周遊。笑顔で手をふったり、トロッコから身を乗り出しながら、5人は久々の日本とのファンとのコミュニケーションを堪能した。そして、ラストナンバー「MY HEAVEN」では、音楽にあわせて花火が打ち上がり、夏のイベントならではの鮮やかな景色を映し出した。観客に感謝を述べ、「HOW GEE」、パーティチューンの「Feeling」で観客のハンドクラップに包まれると満面の笑みを浮かべるV.I。「またね〜」(T.O.P)とメンバーはステージをあとに……と思いきや、「『a-nation』もっとやれるの?いつやるの?今でしょ!」(V.I)と再び「FANTASTIC BABY」を披露。計り知れない熱気が場内を支配し、5人は「HOW GEE」、パーティチューンの「Feeling」で観客のハンドクラップに包まれると満面の笑みを浮かべるV.I。「ありがとうございました!」と深々と頭を下げた。「HOW GEE」、パーティチューンの「Feeling」で観客のハンドクラップに包まれると満面の笑みを浮かべるV.I。「またBIGBANGのドームツアーで会いましょう!」(V.I)と再会を約束し、『a-nation Stadium fes.』の初日は幕を閉じた。
(文:星野彩乃)
『a-nation taiwan』開催決定!初の台湾公演を観に行こう!!
【開催日時】9月13日(土) 開場:15時/開演:16時
【会場】台北 南港101文創会館
【出演】[日本]GENERATIONS from EXILE TRIBE/倖田來未/KREVA/ソナーポケット/TRF/w-inds./[台湾]A-Lin
【セブンネットショッピングでチケット購入】 http://ticket.7net.com.tw/
これまで『a-nation』をチェック!
◆2013年
https://www.oricon.co.jp/music/livereport/page/704/1/
◆2012年
https://www.oricon.co.jp/music/livereport/page/202/
◆2011年
https://www.oricon.co.jp/news/2001179/full/
◆2010年
https://www.oricon.co.jp/music/special/2010/a-nation0907/index.html
◆2009年
https://www.oricon.co.jp/music/special/090902_01.html
◆2008年
https://www.oricon.co.jp/music/special/080910_02.html
関連リンク
・東方神起ら出演の2日目
・浜崎あゆみら出演の3日目