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玉山鉄二「一人の時は、プライドを捨てて自分をいたわってほしい」

ゴールに向けて自分という素材を生かす

仕事人として、漫画の実写化作品のプレッシャーや苦労を次のように明かす。そのまま演じては意味がないと、自分を素材と捉える客観視を大切にしている。

「僕は漫画原作ものをたくさんやっているわけじゃないのですが、“初見の方も原作を愛している方も両方を救えるキャラクター作り”を心掛けています。『ルパン三世』で次元大介役をやらせていただいた時もそうですけれど、どこかで原作を知っている人でも『そうきたか玉山』と思わせるポイントだったり、初見の方でもキャラの魅力が伝わるようにするためには、“自分という素材”を上手に生かす方法を探ります。芝居のお仕事ではそういう風に自分を捉えていますね。

例えば、アニメで声優さんの声の個性的な部分や、漫画だから成立しているセリフ回しといった特徴のある箇所は、ファンの方には申し訳ないですが僕は結構いじってしまいます。僕という素材から生み出たものだと、こう表現したほうがいいんじゃないかという提案がないと実写化の意味はないですよね。そのかわり徹底的に調べて考えます。そのいじり度合いを、実際にアニメや漫画を見て照準を合わせていくんです。作業的には難しいですよね。すでにファンのイメージが出来上がっているというのは大きくて、難しい作業ですよね」

一流の情熱のかけ方を体験できた

「今回の役は戸崎のクレバーさやセクシーさ、若干女子をくすぐる“S心”を僕の中では大事にしながら演じています。僕は川栄李奈さんとのシーンがほとんどで、戸崎は“女性に守られるドSの男”。台本にはなかったのですが、僕(戸崎)と下村(川栄)の関係は『下村がメイドで戸崎がご主人様』のようなものをイメージして、女の子をくすぐるようなものにしたかった。演じていて恥ずかしかったですけれどね(笑)。アクションシーンは彼女自身が実際に演じています。あまり動けるイメージがなかったので、その辺のギャップは萌えると思いますよ」

「みなさんがストイックすぎて。綾野剛君の身体作りもそうですし、共演者とスタッフさんの熱の入れ方を目の当たりにできたことが今作での“糧”でした。若い時は、“熱を入れるスイッチ”を見つけやすいと思うんです。だんだん経験とスキル知恵が身についてくると、そのスイッチを見つけるのに時間がかかってくる。返せば歳を重ねた力まない存在感になっていくのですが、僕くらいの年齢だとちょうどそのせめぎ合いだと思うんですよね。

そんななかで、佐藤健君、綾野剛君の情熱のかけ方を近くで感じられたのは僕にとってはこの先もどこかでフラッシュバックすることもあると思います。僕は結構緊張するしプレッシャーも不安も感じます。でも、周りからは何故か全然そういう風に思ってもらえなくて。臆病だし悩むしヘコむし、だからこそ彼らのような若い力強さを感じられてよかった」

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