そいえばの歌詞
そいえば
| 作詞 | りょう |
|---|---|
| 作曲 | ひろ坊 |
| 編曲 | ひろ坊 |
「そいえば久々だね」「そいえば仕事はどう」
そいえば…って言えば、なんか堅苦しくなんない気して。
「そいえば」って文字を打つ。「そいえば今も彼と…」
あの日の、僕の知らない笑顔した君を、今も思い馳す。
元気だった?あの時はごめんね?
僕が子供過ぎたよな、なんて送れやしないよ。だって…
別れた理由も、最期に突き放したのも、全部僕だから。
合わせる顔も声も、何も持ち合わせが無いのです。
「そいえば…やっぱ好きだった」ってさ。
そう言えば何か変わんのかな。
君がもう一度僕の元へ、無い?否?…無いなあ。
あの日、偶然横に彼が居て、疑ってしまったのは、
自分に自信無かったからなんだ。
「そいえば、あの人誰?」そう言えなかった、あの日。
そう、家が近い"ただの友達"だったらしいけど…。
聡明な君にさえ、もう想定無いほど卑屈な僕は、
気を利かせてくれるのが尚更億劫、と
傷付けてしまったんだ。
…あれから随分と経って、僕なりに新たな幸せも
掴んだ筈なのに、思い出す。
こんな晴れに降る雨が、僕の部屋でほこりを着て
置いてあるままの、紺色に白い水玉の
君の傘を忘れさせない。
"天気雨"って言うんだって。
突如びしょ濡れになる時の心境は、
好きだった君を失くした時によく似ている。
そういえば…あの日もそうだったよな。
授業後、雨に打たれ、引き返し、
折り畳み忍ばせた鞄、濡らして駆けた先、
彼と歩いていた君。繕う笑顔に、崩す笑顔の僕。
何か言いたげなのを制して「貸して」って
…以来返してない。
返したら、きっと終わるから。
この気持が降り止んだ後に言おう。
傘を返すのを口実にして、「そいえば…」って。