何もできないのに イメージだけは壮大 描いた将来
(充ち足りない 充ち足りない 心はいつでも充ち足りない)
?消えないのに 期待値は無限大 きらめく10代
(充ち足りない 充ち足りない)
今思えばすべて笑える

くだらない毎日も 僕らにはダイヤモンド
いつまでも続くとそう信じてた あの風が吹くまで

やがて僕ら大人になって 制服の季節が過ぎて
「懐かしいな…」なんて言ったって もう二度と戻れないから
遠ざかる星を見上げて思い出した
君のこと…何してんだろ?

本棚の片隅 もう二度と開かない教科書のたば
因数分解 オームの法則 ボイルもシャルルも二項定理も
ラボアジェ ドルトン モル アボガドロ ルシャトリエ ヘス…の使い道
僕には未だに解らない

携帯電話が鳴らした「久しぶり!」
失って気づくんだ 嫌になるよな 泣きたくないのに

そして僕ら独りになって 裏切られることにすら慣れて
だけどふいに胸焦がすのは 未来少年少女だった あの時のことだ いつだって
そうさ、ほら、今でも

やがて僕ら大人になって 制服の季節が過ぎて
夕暮れの先に手を振ったって もうそこには誰もいないから
伸びていく影を見つめて確かめた
僕のこと…何してんだっけ?

君と笑いあった未来の果て 10年後この場所に立って
「懐かしいな」なんて言いながら どんな顔してるんだろうな?
きらきら光ったあの星が
君の目にも映ってるのかな?