忘れてた 忘れかけてた 記憶のレールを今も僕は歩いている

「飲みに行こうっ」て腐れ縁からの久々電話に迷う返事
空元気はいらん知った仲 やっぱし行ってとりあえず生
ついてないときはついてないもんで ついでとばかり財布は空
トラブルはなぜかペアーでくる 夢の途中で目覚ましは鳴る
泣き言より何回も聞いた 昔のアホ話で笑い腹痛
最近じゃもう見慣れたネクタイ 次行くときは俺の出世払い

ゆれていた ゆらめいていた 季節が終わり大人になりはじめている
雨上がり 空の匂いは 何か思い出しそうな気にさせられるよ

強がってた無邪気な頃の
互いの呼び名は今も変わらないまま
大事にしてたもの運んでゆこう

とうに醒めた酔いとは裏腹 足取りフラフラ始発待つ間
いつもなら終電間際即トンボ帰りが日課だけに
やけに久しぶりな感 息抜き程度が奴らと会えば何故か息が合うもんで
変わらん態度はお互い様で 歳とって尚抜けないトゲ

懐かしい日の思い出だけを
語り合うだけの再会にしたくない
朝陽に肩並べ笑顔でゆこう

どうせ今日が記憶の中になって
また思い出す日が来るなら
せめて思わずふき出してしまうような
そんな記憶にしてしまえ

温度がいつからか同じ二人
唯一のバスケも補欠の同士
共に千切れん絆 太っとく
たがかお前 されど親友

ガソリン割り勘 地図なしドライビン
エ場地帯の星が散らばり
煙たい車内 駄弁りに咲く花 毎回 満開
すがるどころか並んで未来へ進行
シブイ親父 目指し年を老ろう
またいつもの爆睡 家まで送る
赤い朝やけ アクセル踏む

(I'm) just on the long long way…