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加藤登紀子

加藤登紀子

かとうときこ

名前も知らないあの人への歌詞

名前も知らないあの人へ

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発売日 2013年12月04日
作詞 加藤登紀子
作曲 加藤登紀子

あの夜私は 一人街角に立った すり切れたショールで 哀しみを隠して
道行く男達は 耳元で囁く いくらで寝るのさ あばずれ女

たとえ飢えて死のうと 見知らぬ男に 体を売るような 女じゃないわ

だけどその夜私は 男の誘いに乗った たった10フランのお金が どうしても欲しくて
ベールビル通りの 寒いホテルで 男は無造作に 私を抱いた

たとえ殺されようと あんたなんかに 体を売るような 女じゃないのに

今日娘が死んだの たった2歳だった
そばには誰もいなくて 一人ぼっちのまんま
あの小さな手を 握ってくれる人もいなかった
あの小さな頬に キスもされないまま
一人ぼっちで 死んでいったわ
きっと今ごろあの空色の目で 私をさがしているわ
あのほそい声で 私を呼んでいるわ
ママずっとそばにいて 私を抱いて

だから今夜私は あんたに抱かれるわ たった10フランのお金で お葬式を出すために
だから今夜私は 何を捨ててもいいの 子供を見捨てた 罪を償うために

だけど知っているわ すべては無駄なこと 罪をつぐなう事など 誰にも出来ない

そう もうすべては無駄なこと 罪をつぐなうなんて 誰にも誰にも誰にも出来ない

その夜 男は 黙って10フランをテーブルになげだすと
私を抱かずに 部屋を出ていった
最後に肩をすくめてこういったわ
C'est la vie, それが人生ってもんさ
C'est la vie,
C'est la vie

情報提供元うたまっぷ.com

加藤登紀子の新着歌詞

タイトル 歌い出し
  • 未来への詩
  • Pray Forever,Sing For Future
  • 今は恥ずかし夢のなごり
  • 今はもう何ひとつ 後悔しないさ
  • 百歌百会
  • 人生に乾杯 出会いに乾杯
  • コージ
  • コージのおやじは炭鉱で死んだ コージ16才の夏のこと
  • 人間だもの
  • つまづいたって いいじゃないか 人間だもの

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