俳優の山本太郎（36）が27日に所属事務所シス・カンパニーを退社したと公表していた件で、所属事務所も公式サイトで退社の事実を認めた。反原発を訴え続けてきたことで、山本は「事務所辞めました！今日。これ以上迷惑かける訳いかないから。最後には僕の我が儘を聞いて貰いました」とツイッターで報告。「個人の意見を尊重し、仕事と彼の個人的な活動とは切り離して見守ってきました」という事務所も、最後は「山本の誠意を受け入れることにいたしました」と説明している。

　13年間にわたり山本をマネジメントしてきた同社は「これまで共に頑張ってきた年月を振り返ると、私たちも大変残念であります」とした上で、話し合いの結果、「自分の個人的な活動のために事務所に迷惑をかけたくない」という山本の意を汲んだという。山本自身も「辞めるな、と社長、スタッフの皆さん何度も引き止めて下さった」と苦渋の選択だったことを明かしている。

　山本はバラエティ番組やCMタレントの活動を経て1991年、映画『代打教師 秋葉、真剣です！』で銀幕デビュー。以降『難波金融伝 ミナミの帝王』シリーズに多数出演し、2004年にはNHK大河ドラマ『新選組！』の原田左之助役に抜てきされるなど、実力派俳優として活動してきた。