21日に乳がんで亡くなったキャンディーズの元メンバーで女優の田中好子さん(享年55)の葬儀・告別式が25日、東京・青山葬儀所にて営まれ、同メンバーだった女優の伊藤蘭(56)と藤村美樹(55)さんが弔辞を述べた。伊藤は「いつか会える時まで、もう少しだけ待っててね。いつまでも特別な存在のスーさん。心から感謝しています。ずっとずっと愛しています」と涙ぐみ、美樹さんは「いずれ私たちもそちらへ向かいますので、待っててね。また3人で歌いましょう。私たちは永遠にキャンディーズだからね」と最後のお別れを述べた。
1983年の結婚を機に芸能界を引退した美樹さんは「スーさん、なんでそんなに早く逝っちゃうの? おばあさんになるまで、恒例の集合写真を撮りたかったのに。寂しいよ」と時折言葉を詰まらせ、「惜しくも亡くなる当日もよく頑張ってくれました。私もランさんも間に合わないかと思ったけど、3人がそろったあの時間は奇跡でした。ひと足先に天国に行ってしまうけど、スーさん、どうですか? (夏目)雅子さんにも会えましたか? そちらで幸せにしてくださいね。スーさんの分まで明るく前向きに誠実に一日一日を生きていきます」と優しく微笑む田中さんの遺影に語りかけた。
伊藤は「スーさん、あなたが旅立つ時、美樹さんと一緒にあなたの名前を何度も呼びました。私たちの声はちゃんと届いてましたか? 今、私たちは困惑しています。お互いに幼い中学生だった頃に出会い、キャンディーズというグループを通して喜びと悲しみを分かち合い、素晴らしい青春時代を過ごしましたね。春のような優しい微笑みで私たちを和ませてくれました」とアイドルとして過ごした日々を回想。
さらに「みんな、あなたの大好きな笑顔を、最後まで生き抜いた勇気を決して忘れない。それを支えに生きていかないと、と言い聞かせています。どうぞ見守ってくださいね。ただ、もう一度だけでいいから3人で会いたかった。約束してたのに果たせなかったのが残念でなりません。いつか会えるときまで、もう少しだけ待っててね。ありがとうスーさん」と別れを偲んでいた。
前日の通夜には田中さんと生前親交のあった堺正章(64)、三宅裕司(59)、片岡鶴太郎(56)ら著名人1600人とファン800人の計2400人が参列。NHK連続テレビ小説『ちゅらさん』に主演し、同番組で田中さんと共演した国仲涼子(31)は「なにもしてあげられなかった」と涙を流し、故人を偲んでいた。
田中さんは1973年、伊藤蘭、藤村美樹さんと共にキャンディーズを結成しデビュー。1978年に解散したが、80年に芸能界復帰。89年に公開された映画『黒い雨』でブルーリボン賞主演女優賞を受賞するなど、女優として幅広く活躍した。
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1983年の結婚を機に芸能界を引退した美樹さんは「スーさん、なんでそんなに早く逝っちゃうの? おばあさんになるまで、恒例の集合写真を撮りたかったのに。寂しいよ」と時折言葉を詰まらせ、「惜しくも亡くなる当日もよく頑張ってくれました。私もランさんも間に合わないかと思ったけど、3人がそろったあの時間は奇跡でした。ひと足先に天国に行ってしまうけど、スーさん、どうですか? (夏目)雅子さんにも会えましたか? そちらで幸せにしてくださいね。スーさんの分まで明るく前向きに誠実に一日一日を生きていきます」と優しく微笑む田中さんの遺影に語りかけた。
伊藤は「スーさん、あなたが旅立つ時、美樹さんと一緒にあなたの名前を何度も呼びました。私たちの声はちゃんと届いてましたか? 今、私たちは困惑しています。お互いに幼い中学生だった頃に出会い、キャンディーズというグループを通して喜びと悲しみを分かち合い、素晴らしい青春時代を過ごしましたね。春のような優しい微笑みで私たちを和ませてくれました」とアイドルとして過ごした日々を回想。
さらに「みんな、あなたの大好きな笑顔を、最後まで生き抜いた勇気を決して忘れない。それを支えに生きていかないと、と言い聞かせています。どうぞ見守ってくださいね。ただ、もう一度だけでいいから3人で会いたかった。約束してたのに果たせなかったのが残念でなりません。いつか会えるときまで、もう少しだけ待っててね。ありがとうスーさん」と別れを偲んでいた。
前日の通夜には田中さんと生前親交のあった堺正章(64)、三宅裕司(59)、片岡鶴太郎(56)ら著名人1600人とファン800人の計2400人が参列。NHK連続テレビ小説『ちゅらさん』に主演し、同番組で田中さんと共演した国仲涼子(31)は「なにもしてあげられなかった」と涙を流し、故人を偲んでいた。
田中さんは1973年、伊藤蘭、藤村美樹さんと共にキャンディーズを結成しデビュー。1978年に解散したが、80年に芸能界復帰。89年に公開された映画『黒い雨』でブルーリボン賞主演女優賞を受賞するなど、女優として幅広く活躍した。
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2011/04/25