一般社団法人・日本歌手協会に所属する歌手の田辺靖雄、ペギー葉山らが5日、都内の古賀政男音楽博物館・けやきホールで、東日本大震災の被災者へ向けたチャリティーライブを開催した。同協会の代表理事でもある田辺は「600名の歌手の集まり、その団体として、すべての力で復興を支援していきたい」とコメントし、年内に予定されている同協会主催イベントを全てチャリティーイベントとして行うことを発表した。集まった義援金は、災害ボランティア活動支援プロジェクト会議事務局(事務局:社会福祉法人 中央共同募金会)を通じて、被災者支援及び復興に充てられる。
震災直後、迅速な行動力で支援プロジェクトを起ち上げた若手アーティストたちの行動をみて「素晴らしいことだなと思っていた」という田辺。「震災直後は、歌よりも1つのおにぎりのほうが大事な時期だったが、日本歌手協会という立場から、何ができるのかをみんなで考えた」と検討を重ね、この日の開催を決意した。
震災の20日前に、田辺とともに福島県でコンサートバスツアーを行った九重佑三子は、「楽しく温かいステージをやってきたばかりだったのに、テレビの画面を観た瞬間、全てが流され、足の震えと涙が止まりませんでした」と沈痛な面持ち。被災者に向けては「人の心に限りはありません、一からやり直すつもりで、私たちも一緒になって頑張ります」と呼びかけた。
戦争体験者のペギーは「当時、焼け跡の中でもたくさんの歌を歌って生き延びた。歌は人間を強くするし、愛をたくさんもらえると思います。真心を込めて歌う歌を聴いて、元気になっていただきたい」。福島県出身で現在も親族が不安な日々を過ごしている民謡歌手・原田直之は「歌うのはとっても辛い。だけど、歌うことしか出来ないので、僕はこれからも民謡を歌い続けます」と前を向いた。
この日のライブは無料で行われ、来場者より義援金を募った。公演にはほかに風見しんご、辺見マリ、畠山みどり、あべ静江、ジュリ、合田道人らが出演。次回のチャリティーライブは、5月11日に東京・中野サンプラザで開催される。
震災直後、迅速な行動力で支援プロジェクトを起ち上げた若手アーティストたちの行動をみて「素晴らしいことだなと思っていた」という田辺。「震災直後は、歌よりも1つのおにぎりのほうが大事な時期だったが、日本歌手協会という立場から、何ができるのかをみんなで考えた」と検討を重ね、この日の開催を決意した。
震災の20日前に、田辺とともに福島県でコンサートバスツアーを行った九重佑三子は、「楽しく温かいステージをやってきたばかりだったのに、テレビの画面を観た瞬間、全てが流され、足の震えと涙が止まりませんでした」と沈痛な面持ち。被災者に向けては「人の心に限りはありません、一からやり直すつもりで、私たちも一緒になって頑張ります」と呼びかけた。
戦争体験者のペギーは「当時、焼け跡の中でもたくさんの歌を歌って生き延びた。歌は人間を強くするし、愛をたくさんもらえると思います。真心を込めて歌う歌を聴いて、元気になっていただきたい」。福島県出身で現在も親族が不安な日々を過ごしている民謡歌手・原田直之は「歌うのはとっても辛い。だけど、歌うことしか出来ないので、僕はこれからも民謡を歌い続けます」と前を向いた。
この日のライブは無料で行われ、来場者より義援金を募った。公演にはほかに風見しんご、辺見マリ、畠山みどり、あべ静江、ジュリ、合田道人らが出演。次回のチャリティーライブは、5月11日に東京・中野サンプラザで開催される。
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2011/04/05